朝晩の空気がひんやりして、紅葉の便りが届き始める11月。「今年の11月はどんなイベントがあるの?」「連休はいつ?」と、週末の予定を考え始めている方も多いのではないでしょうか。11月は紅葉狩りや酉の市、七五三、イルミネーションの点灯など、秋から冬へ移る時期ならではの催しが重なる月です。
この記事では、2026年11月の主なイベントを日付順に整理し、紅葉・神社の行事・食・夜の楽しみに分けて、出かけるときの準備とあわせて紹介します。
2026年11月は、火曜日の文化の日(11月3日)と、11月21日(土)〜23日(月・勤労感謝の日)の3連休が予定の軸です。酉の市は11月7日と19日の2回、七五三の11月15日は日曜日にあたります。
2026年11月のイベント日程|文化の日と11月21日〜23日の3連休が軸
2026年の11月には祝日が2日あります。11月3日の文化の日は火曜日、11月23日の勤労感謝の日は月曜日で、23日のほうは土日とつながって3連休になります。お出かけの予定は、この2つの祝日を中心に組み立てると考えやすいでしょう。
ここではまず11月の主なイベントを表で日付順に確認し、続いて文化の日の前後の休み方と、3連休の混み方を見ていきます。祝日の並びは年によって変わるため、曜日はすべて2026年のものです。
11月の主なイベント日程一覧(2026年)
| 日付 | イベント | お出かけのポイント |
|---|---|---|
| 11月3日(火・祝) | 文化の日 | 美術館・博物館の催し、各地の文化祭 |
| 11月7日(土) | 立冬・一の酉 | 暦の上で冬の始まり。酉の市の1回目 |
| 11月13日(金) | 茨城県民の日 | 県内の施設で無料・割引 |
| 11月14日(土) | 埼玉県民の日 | 県内の施設で無料・割引 |
| 11月15日(日) | 七五三 | 神社へのお参りが集中する |
| 11月19日(木) | 二の酉・ボジョレー・ヌーボー解禁 | 酉の市の2回目。新酒のフェア |
| 11月22日(日) | 小雪・いい夫婦の日 | 3連休の中日 |
| 11月23日(月・祝) | 勤労感謝の日・新嘗祭 | 3連休の最終日。各地で収穫に感謝する祭り |
このほか、紅葉の見ごろ、イルミネーションの点灯、菊まつりのように、日付が決まっていない期間型のイベントが月のなかで続きます。期間型は地域やその年の気温で前後するので、後半の各セクションで目安の時期を紹介します。行事そのものの意味や由来を知りたい方は、11月の行事一覧の記事もあわせてどうぞ。

文化の日は火曜日|11月2日を休めば4連休
2026年の文化の日は火曜日です。月曜日の11月2日に休みを取れれば、10月31日(土)から11月3日(火)までの4連休になります。ハロウィンの週末と重なるため、テーマパークや繁華街は10月31日がとくに混みやすく、紅葉の名所はまだ色づき始めの地域が多い時期です。
休みが取れない場合でも、文化の日は1日だけのお出かけに向いています。美術館や博物館では文化の日に合わせた催しや入館料の割引を行うところがあり、各地の学校や公民館では文化祭が開かれます。11月上旬は、山あいの紅葉や菊まつりの見ごろが始まる時期でもあります。
3連休(11月21日〜23日)は紅葉の見ごろと重なる
11月21日(土)から23日(月・祝)の3連休は、関東や近畿の平地で紅葉が見ごろを迎えやすい時期と重なります。京都などの紅葉の名所、高速道路、観光地の駐車場はこの3日間に人が集まりやすく、宿泊の予約も早めに埋まりがちです。
混雑を避けたいなら、名所へは朝の早い時間に着くように動くか、3連休を外して11月14日・15日、または11月28日・29日の週末に回すのも一つの方法です。11月22日はいい夫婦の日にあたるため、夫婦で食事や旅行を予定している方は、このあたりの予約もお早めに。
紅葉狩り・ライトアップ|11月は平地の紅葉が見ごろへ
11月の行楽といえば、まずは紅葉狩りです。10月に北海道や高い山から始まった紅葉は、11月になると本州の平地へ下りてきて、関東や近畿の市街地では11月下旬から12月上旬に見ごろを迎えるのが一般的です。
ここでは、見ごろの移り方の目安と、夜のライトアップに出かけるときの準備を紹介します。見ごろはその年の気温で1〜2週間ほど前後するため、出かける前に各地の紅葉情報で色づき具合を確かめてください。

見ごろは北から南へ・山から平地へ下りてくる
カエデの紅葉は、朝の最低気温がおよそ8℃を下回るころから色づき始め、5℃前後まで下がると一気に進むとされます。そのため、寒くなるのが早い北の地方や、標高の高い場所から順に見ごろを迎えます。
11月の目安としては、上旬は東北の平地や関東・近畿の山あい、中旬は日光や箱根などの標高が低めのエリア、下旬からは東京・京都・大阪などの市街地と考えると予定を立てやすくなります。京都の寺社は11月下旬に見ごろを迎える年が多く、ちょうど3連休と重なるため混雑します。街路樹のイチョウの黄葉も、11月中旬から下旬にかけて楽しめる地域が多いでしょう。

夜のライトアップに出かけるときの準備
紅葉の名所では、見ごろに合わせて夜間のライトアップを行うところが増えます。寺社の夜間拝観は昼とは別料金・入れ替え制になっていることが多く、日時指定の予約制をとる場所もあるので、公式サイトで受付方法を確認しておきましょう。
日が沈むと、境内や庭園の気温は一気に下がります。足元が暗く、石段や砂利道を歩く場所も多いので、歩きなれた靴と、首元を温めるストールや手袋があると安心です。三脚の使用を禁止している場所も多く、写真を撮るなら手持ちで撮れるよう準備しておくと、現地で慌てずにすみます。
酉の市・七五三・菊まつり|神社とお寺の11月イベント
11月は、神社やお寺でにぎやかな行事が続く月です。商売繁盛を願う酉の市、子どもの成長を祝う七五三、秋の花を見せる菊まつりは、いずれも境内が多くの人でにぎわいます。
どれも行事の意味をくわしく知らなくても楽しめますが、日程の決まり方や混む時間帯を知っておくと、ずっと出かけやすくなります。ここでは2026年の日付と、出かけるときに気をつけたいことを中心にまとめました。行事の由来は、上で紹介した11月の行事一覧の記事でくわしく取り上げています。
2026年の酉の市は11月7日(土)と19日(木)の2回
酉の市は、11月の酉(とり)の日に、鷲神社(おおとりじんじゃ)や大鳥神社などで開かれる祭りです。酉の日は12日ごとにめぐるため、11月の最初の酉の日が「一の酉」、次が「二の酉」になります。2026年は一の酉が11月7日(土)、二の酉が11月19日(木)で、三の酉はありません。
境内には縁起熊手を売る露店が並び、売り買いがまとまると威勢のよい手締めが響きます。東京では浅草の鷲神社、新宿の花園神社、府中の大國魂神社などが知られ、浅草の鷲神社では午前0時の「一番太鼓」を合図に市が始まります。土曜日にあたる一の酉は夕方から夜にかけてとくに混み合うので、ゆっくり見たいなら昼間の早い時間がおすすめです。熊手を買わなくても、参拝と露店めぐりだけで十分に楽しめます。

七五三シーズンの神社へ出かけるときの心づかい
七五三は11月15日がお祝いの日とされますが、現在は10月から11月の土日・祝日にお参りする家族が多く、日にちにこだわらない家庭も増えています。2026年の11月15日は日曜日なので、その前後の週末は大きな神社ほど混み合います。
七五三の家族は着物姿で記念撮影をしていることが多いので、ほかの用事で神社へ出かけるときは、撮影の場所をふさがないよう少し待つ、参道を広く譲るといった心づかいがあると気持ちよく過ごせます。お参りを予定している家族は、駐車場の有無、ご祈祷の受付時間、写真スタジオの予約を早めに確かめておきましょう。着物で移動する日は、雨に備えて着替えの場所や雨具も考えておくと安心です。
菊まつり・菊花展は11月上旬から中旬が見ごろ
11月は菊の季節でもあります。各地の神社や公園では、大輪の花を鉢に仕立てた「大菊」、小さな花を滝のように垂らした「懸崖(けんがい)」、人形に菊の花の衣装を着せた「菊人形」などを並べる菊まつり・菊花展が開かれます。
開催は10月下旬から11月下旬ごろまでの会場が多く、花の見ごろは11月上旬から中旬です。東京の新宿御苑では例年11月前半に「菊花壇展」が開かれ、上家(うわや)と呼ばれる建物の中に菊を飾る、伝統的な展示を見ることができます。
菊は9月9日の重陽の節句(菊の節句)の花として知られます。旧暦の9月9日は今の10月ごろにあたり、もともと菊の盛りに近い時期の行事でした。

収穫祭・ボジョレー解禁・冬の味覚|11月の食のイベント
食べものに関するイベントが多いのも11月の特徴です。秋に収穫した新米や野菜を味わう収穫祭、フランスの新酒が届くボジョレー・ヌーボーの解禁、そして日本海のズワイガニ漁の解禁と、秋の実りと冬の味覚が同じ月に並びます。
ここでは、それぞれの日程の決まり方と楽しみ方の例を紹介します。食のイベントは数量や時間に限りがあるものが多いので、目当てのものがあるときは、開始時刻と整理券の有無を事前に調べておくと確実です。
新米・収穫祭・農業まつり
11月は、その年にとれた米や野菜が出そろう時期です。各地の農協や道の駅、自治体では収穫祭や農業まつりが開かれ、新米や旬の野菜の直売、つきたての餅や豚汁のふるまい、収穫体験などが楽しめます。週末の開催が多く、文化の日や勤労感謝の日に合わせて開くところもあります。
11月23日の勤労感謝の日は、もともと天皇がその年の新穀を神々に供え、自らも口にする「新嘗祭(にいなめさい)」の日でした。今も各地の神社で新嘗祭が行われ、地域によっては収穫に感謝する祭りとして、地元の農産物を奉納する様子を見られるところもあります。

ボジョレー・ヌーボー解禁は11月19日(第3木曜)
ボジョレー・ヌーボーは、フランスのボジョレー地区でその年に収穫したブドウから造る新酒です。解禁日は毎年11月の第3木曜日と決まっていて、2026年は11月19日(木)です。日付変更線に近い日本は、本国フランスより早く解禁の時刻を迎えます。
解禁日の前後には、ホテルやレストラン、ワインショップで試飲会やフェアが開かれます。2026年は平日の木曜日なので、仕事帰りに立ち寄れる店の催しや、週末に合わせたイベントを選ぶと参加しやすいでしょう。お酒は20歳になってから。車で出かける場合は、運転する人は飲まないことを前提に、帰りの手段も決めておきましょう。
ズワイガニ解禁など冬の味覚の旅
冬の味覚では、北陸から山陰にかけての日本海でズワイガニ漁が11月6日に解禁されます。福井の「越前がに」や、鳥取・島根などの「松葉がに」がよく知られ、解禁直後は港町の市場や旅館がにぎわいます。
カニを目当てにした旅行は、3連休や週末の宿から予約が埋まっていきます。漁は天候に左右され、海がしけた日は水揚げがないこともあるため、日帰りで市場を訪ねる場合は当日の入荷状況を確かめてから出かけると安心です。このほか11月は牡蠣やみかんなど冬の味覚が出まわり始め、牡蠣小屋やみかん狩りもシーズンに入ります。
イルミネーション・県民の日|11月から始まる冬の楽しみ
11月は、冬のお出かけが始まる月でもあります。街ではクリスマスに向けたイルミネーションが点灯し始め、関東では県民の日に合わせた施設の無料開放、関西では美術館・博物館の無料公開といった、知っていると得をする日も続きます。
イルミネーションは11月上旬から点灯が始まる
クリスマスに向けたイルミネーションは、11月上旬から中旬にかけて点灯を始めるところが多く、12月25日まで、あるいは年明けや2月ごろまで続く会場もあります。点灯初日に点灯式を行う会場では、カウントダウンで一斉に明かりがつく瞬間を見ることができます。
11月は紅葉シーズンの終盤とも重なるため、昼は紅葉、夜はイルミネーションと、1日で両方を楽しむ組み合わせもできます。テーマパークや植物園の大規模なイルミネーションは入場料が必要で、日時指定のチケット制のこともあるので、事前に確認しておくと当日あわてません。

文化の日・県民の日の無料開放
文化の日には、美術館や博物館で常設展の入館料を無料にしたり、記念の催しを開いたりするところがあります。対象は施設ごとに違うので、行きたい館の案内を確認しておきましょう。
関東では、11月13日が茨城県民の日、11月14日が埼玉県民の日です。それぞれの県の施設や協力するレジャー施設で、入場料の無料や割引が行われます。2026年の茨城県民の日は金曜日にあたり、県内の公立学校は休みになるため、子どもにとっては土日とつながる3連休です。埼玉県民の日は土曜日にあたります。
関西では、例年11月中旬の週末を中心に「関西文化の日」として、関西各地の美術館・博物館が常設展などを無料で公開しています。10月28日の群馬県民の日のように、ほかの県の県民の日にも同じような取り組みがあります。

11月のお出かけ準備チェック|寒暖差・日没・混雑
11月は、昼間は過ごしやすいのに、夕方から急に冷え込む日が増える時期です。日が暮れるのも早くなり、紅葉と3連休で人出も多くなります。出かける前に「服装」「時間」「予約」の3つを確かめておくと、当日の失敗を減らせます。
立冬(2026年は11月7日)を過ぎると暦の上では冬で、北日本や山あいでは初雪の便りが届くこともあります。ここでは3つのポイントを順に紹介するので、行き先の気候とあわせて確認してください。
昼と夜の寒暖差に備える服装
11月は、晴れた日の昼間は上着がいらないほど暖かくても、夕方からは冬らしい冷え込みになる日がよくあります。東京の11月の平年値は、最高気温がおよそ17℃、最低気温がおよそ9℃で、1日のなかで8℃前後の差があります。
脱ぎ着しやすい重ね着が基本で、薄手のニットやカーディガンに、羽織れるジャケットやコートを1枚足すと調整しやすくなります。山や高原の紅葉スポットは平地より気温が低く、標高が100m上がるごとに気温はおよそ0.6℃下がるため、標高1,000mなら平地より6℃ほど寒い計算です。夜のライトアップや山へ行く日は、手袋やストール、カイロがあると安心です。
日没が早い時期の時間配分
11月は一年のなかでも日暮れが早い時期で、東京の日の入りは11月1日ごろが16時45分ごろ、11月末には16時30分ごろになります。紅葉狩りやハイキングに出かけるなら、明るいうちに帰り道へ入れるよう、午前中に動き始める計画が向いています。
山道や公園の遊歩道は、日が傾くと急に暗くなり、足元が見えにくくなります。日没の1時間前を帰り始めの目安にし、夕方以降はライトアップやイルミネーションなど照明のある場所を楽しむ時間にあてると、1日を無理なく組み立てられます。
3連休の予約と混雑の避け方
11月21日〜23日の3連休は紅葉の見ごろと重なるため、宿泊や人気の飲食店、観光列車などは早めに予約が埋まります。行き先が決まっているなら、宿と交通の手配を早めに済ませておくと安心です。
当日の混雑を避けるには、(1)名所には開門・開園の時間に合わせて朝早く着く、(2)車より電車やバスを使う、(3)連休最終日は夕方の帰りの渋滞を避けて早めに帰路につく、といった工夫が役に立ちます。七五三と重なる週末の神社や、酉の市の日の神社の周辺は駐車場が満車になりやすいので、公共交通機関で向かうのが無難です。
11月のイベントについてよくある質問
- 2026年の11月の祝日と連休はいつですか?
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祝日は11月3日(火)の文化の日と、11月23日(月)の勤労感謝の日の2日です。11月21日(土)から23日(月)が3連休になります。文化の日は火曜日なので、11月2日(月)に休みを取ると4連休にできます。
- 2026年の酉の市はいつですか?
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一の酉が11月7日(土)、二の酉が11月19日(木)の2回です。2026年は11月に酉の日が2回しかないため、三の酉はありません。神社によって開催時間や露店の数が違うので、出かける前に各神社の案内を確認してください。
- 紅葉は11月のいつごろ見に行くのがよいですか?
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山あいや標高の高い場所なら11月上旬から中旬、東京・京都・大阪などの市街地なら11月下旬から12月上旬が目安です。見ごろはその年の気温で前後するので、各地の紅葉情報で色づき具合を確かめてから出かけると確実です。
- ボジョレー・ヌーボーの解禁日はいつですか?
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毎年11月の第3木曜日で、2026年は11月19日(木)です。この日に合わせて、ホテルやレストラン、ワインショップで試飲会やフェアが開かれます。
- 11月に子どもと楽しめるイベントはありますか?
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収穫体験やふるまいのある収穫祭・農業まつり、公園の紅葉散策、イルミネーションの点灯式などが子ども連れでも楽しみやすいイベントです。茨城や埼玉では県民の日に子ども向けの無料・割引を行う施設もあります。
まとめ|2026年11月は2つの祝日を軸に予定を立てよう
2026年の11月は、火曜日の文化の日(11月3日)と、11月21日から23日の3連休が予定づくりの軸になります。月の前半は山の紅葉と菊まつり、11月7日と19日の酉の市、15日の七五三。後半は平地の紅葉とライトアップ、19日のボジョレー・ヌーボー解禁、イルミネーションの点灯と、週ごとに楽しみが移っていきます。
出かける前は、昼と夜の寒暖差に合わせた重ね着、早い日没に合わせた時間配分、3連休の早めの予約の3つを確認しておきましょう。開催日や時間は施設ごとに変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確かめてください。
11月の風物詩を由来とあわせて知りたい方は、11月の風物詩まとめもどうぞ。秋のはじめのお出かけは、9月のイベントまとめで紹介しています。


