群馬県民の日は10月28日|由来と学校の休み・無料施設

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10月下旬になると、群馬県では「子どもの学校が休みになる日」や「博物館が無料になる日」が話題になります。それが毎年10月28日の「群馬県民の日」です。県外の人には聞きなれない記念日ですが、県内では学校の行事予定にも書き込まれる、身近な一日になっています。

この記事では、2026年からの曜日、10月28日になった由来、学校や会社の扱い、無料・割引になる施設の調べ方、群馬らしい過ごし方を順に紹介します。関東のほかの都県民の日との違いもあわせて整理しました。

群馬県民の日は毎年10月28日で、2026年は水曜日です。1871年(明治4年)の旧暦10月28日に、初めて「群馬県」という名前が使われたことにちなんでいます。

目次

群馬県民の日は毎年10月28日|2026年は水曜日

群馬県民の日は毎年10月28日です。日付で決まっているので、年によって動くことはありません。変わるのは曜日だけで、2026年は10月28日(水)にあたります。県が条例で定めた記念日で、1985年(昭和60年)に始まりました。

ここでは、2026年から2028年までの曜日と、国民の祝日とは違う「県の記念日」としての位置づけを見ていきます。平日にあたる年は子どもだけが休みになる家庭も多いので、曜日を先に確かめておくと予定が立てやすくなります。

2026〜2028年の曜日一覧

群馬県民の日の日付は毎年同じなので、年ごとの違いは曜日だけです。2026年から2028年までを表にまとめました。

年日付曜日
2026年10月28日水曜日
2027年10月28日木曜日
2028年10月28日土曜日

2026年と2027年は平日にあたるため、学校が休みでも大人は仕事という家庭が多くなりそうです。2028年は土曜日で、もともと学校が休みの日に重なります。群馬県民の日は国民の祝日ではないので、土日に重なっても法律上の振替休日はありません。施設の無料開放やイベントは、土日にあたる年もその日に行われるのが基本ですが、年によって内容が変わるので、その年の案内で確かめてください。

祝日ではなく「県の記念日」という位置づけ

カレンダーに印刷されている国民の祝日は、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」で全国一律に決められています。これに対して群馬県民の日は、群馬県が条例で定めた記念日です。法律で休日とされているわけではないので、会社や役所、銀行などはふだんどおり動いています。

一方で、県内の公立学校の多くが休みになり、県や市町村の施設で無料開放や記念のイベントが行われます。「全員が休みになる日」ではなく、「郷土について考え、県内の施設に親しむきっかけの日」と考えるとわかりやすいでしょう。同じように都道府県が独自に定めた記念日は全国にあり、東京都の「都民の日」や埼玉県・茨城県の「県民の日」などが知られています。

10月28日になった由来|1871年に「群馬県」の名が生まれた日

10月28日という日付は、明治時代の初めに「群馬県」という名前が初めて使われた日に由来しています。もっとも、そのとき生まれた県は、いまの群馬県とまったく同じ形ではありませんでした。いったん別の県にまとめられ、5年後にあらためて群馬県が置かれるという回り道をしています。

ここでは、第1次群馬県の誕生、熊谷県への合併と第2次群馬県の成立、旧暦の日付が選ばれた理由、そして1985年に県民の日が定められた経緯の4つを、順を追って見ていきます。

廃藩置県で生まれた県がまとまり第1次群馬県へ

1871年(明治4年)、明治政府は全国の藩を廃止して県を置く「廃藩置県」を行いました。いまの群馬県にあたる上野国(こうずけのくに)には、前橋・高崎・沼田・安中・伊勢崎・小幡・七日市などの県がいったん生まれます。

同じ年の秋、これらの県がまとめられて「群馬県」が置かれました。これが第1次群馬県で、群馬県の公式サイトでも明治4年10月28日の誕生と紹介されています。ただし、このときは東毛(県の南東部)の新田・山田・邑楽(おうら)の3郡が含まれておらず、これらは栃木県側に属していました。県名の「群馬」は、上野国の郡のひとつだった群馬郡(ぐんまごおり)の名前からとられたものです。

熊谷県への合併と1876年の第2次群馬県

第1次群馬県は長く続きませんでした。1873年(明治6年)、武蔵国の入間県と合併し、県庁を熊谷に置く「熊谷県」になります。この間、群馬という県名はいったん地図から消えました。

3年後の1876年(明治9年)、府県の統合・再編が全国で行われた際に熊谷県は分けられ、武蔵国側の地域は埼玉県へ移りました。上野国側は、栃木県に属していた東毛3郡を加えて、あらためて「群馬県」となります。これが第2次群馬県で、県の範囲はほぼ現在の形になりました。上毛かるたで「つる舞う形の群馬県」とうたわれる県の輪郭は、このときにできあがったとされています。

新暦の12月10日ではなく旧暦の日付を採った理由

明治4年の日本は、まだ旧暦(太陰太陽暦)を使っていました。新暦(太陽暦)に切り替わったのは明治5年の末で、明治5年12月3日が明治6年(1873年)1月1日になっています。そのため、第1次群馬県が生まれた「明治4年10月28日」は旧暦の日付で、新暦に直すと1871年12月10日にあたります。

県民の日を決めるとき、新暦の12月10日ではなく旧暦の10月28日がそのまま採られました。12月10日は年末の慌ただしい時期にあたること、山あいの地域では雪が降り始めるころであることなどが考えられたと紹介されています。10月下旬は気候が穏やかで、紅葉の見ごろも近づく時期です。外へ出かけたり、施設をめぐったりするには向いた日取りといえるでしょう。

1985年の制定と、きっかけになったあかぎ国体

群馬県民の日が定められたのは1985年(昭和60年)です。県民が郷土の歴史や文化への理解を深め、自治の意識を高めることを目的に、条例で10月28日と決められました。その年の10月28日が、最初の群馬県民の日になりました。

制定のきっかけとしてよく挙げられるのが、1983年(昭和58年)に群馬県で開かれた国民体育大会「あかぎ国体」です。県をあげて大会を迎えるなかで県民のまとまりや郷土への意識が高まり、それを一過性で終わらせず続けていこうという流れが、県民の日の制定につながったとされています。制定から40年あまりがたち、県民の日は学校の休みや施設の無料開放の日として、県内ではすっかり定着しています。

秋晴れの空の下、紅葉が始まった山並みを背景に、なだらかな田園と小さな町並みが広がる群馬の里山の風景

県民の日は学校が休み?学校・会社・お店の扱い

群馬県民の日について、いちばん多く調べられているのが「学校は休みになるのか」という点です。結論からいうと、県内の公立学校の多くは休みになります。一方で、会社や役所、銀行、お店はふだんどおり営業しているのが基本です。

ここでは、学校の扱い、会社や役所の扱い、そして子どもだけが休みになる平日にしておきたい準備を順に紹介します。私立の学校や保育園・幼稚園は扱いがそれぞれ違うので、通っている先の年間行事予定で確かめるのが確実です。

県内の公立学校が休みになる

10月28日は、群馬県内の公立の小学校・中学校などが休みになります。学校の年間行事予定にもあらかじめ「県民の日」と書かれていることが多く、子どもにとっては秋の楽しみな休みのひとつです。休みになる範囲は学校の種類や設置者によって違う場合があるので、高校や特別支援学校、私立学校に通っている場合は、学校からの案内で確かめておきましょう。

県外の学校は、群馬県民の日には関係なく通常どおりです。たとえば埼玉県や栃木県の学校に通っている子どもは休みにならず、逆に群馬県内の学校に県外から通っている子どもは休みになります。県境の近くに住んでいて、きょうだいで通う学校の県が違う家庭は、予定が分かれることもあります。

会社・役所・銀行は通常どおり

群馬県民の日は法律で決まった休日ではないので、会社は通常どおり営業するのが一般的です。県庁や市役所・町村役場の窓口も開いており、銀行や郵便局もふだんどおり利用できます。電車やバスのダイヤも、平日であれば平日のダイヤで運行されます。

ただし、会社によっては県民の日を独自の休日にしているところもあり、勤め先の就業規則や社内カレンダーで扱いが違います。商業施設やレジャー施設では、学校が休みの子ども向けに県民の日限定のセールやイベントを行うことがあります。家族連れで混み合う施設もあるので、平日だからと油断せず、出かける前に営業時間や混雑の目安を確かめておくと安心です。

子どもだけが休みの日にしておきたい準備

県民の日が平日にあたる年は、子どもは休みでも親は仕事という家庭が少なくありません。共働きやひとり親の家庭では、子どもの過ごし方を前もって決めておく必要があります。学童保育(放課後児童クラブ)が朝から開くかどうか、お弁当が必要かどうかは施設によって違うので、10月に入ったら早めに確かめておきましょう。

祖父母に預ける、親が休みを取る、施設のイベントに申し込むなど、選べる方法を早めに話し合っておくと慌てずに済みます。子どもが留守番をする場合は、昼食の用意、来客や電話への対応、外出してよい範囲など、家庭のルールを前日までに確認しておくと安心です。親が休みを取れるなら、平日の空いた時間帯に家族で施設へ出かけられる貴重な一日にもなります。

学童保育やイベントには、申し込みの締め切りがあるものもあります。県民の日の予定は、10月の初めごろから確かめておきましょう。

県民の日に無料・割引になる施設とイベント

群馬県民の日には、県や市町村が「県民の日記念事業」として、施設の無料開放や割引、記念のイベントを行います。郷土の歴史や文化にふれてもらうという県民の日の目的に沿った取り組みで、博物館や美術館、スポーツ施設、公園など、対象は幅広く選ばれています。

どの施設が対象になるかは年によって変わるため、ここでは主な種類と、その年の情報の調べ方を紹介します。無料になるのは県民に限らない施設もあれば、県民や子どもに限る施設もあるので、条件もあわせて確かめておくとむだ足になりません。

県立の博物館・美術館

県民の日の記念事業でとくに人気があるのが、県立の博物館や美術館の無料開放です。たとえば富岡市にある群馬県立自然史博物館は、2026年の県民の日に常設展と企画展の観覧料が無料になると、子ども向けのお出かけ情報サイトで紹介されていました。恐竜の骨格や群馬の自然を紹介する展示は子どもにも人気があり、ふだんは入館料のかかる企画展まで無料で見られる貴重な機会です。

ほかにも、県立の美術館や文学館、歴史博物館などで、無料開放や記念の催しが行われることがあります。無料の日は家族連れで混み合いやすいので、開館直後や午後の遅い時間をねらうと比較的ゆっくり見て回れます。駐車場が早く埋まる施設もあるため、公共交通機関の使い方もあわせて調べておくと安心です。

スポーツ施設・公園

体育館やプール、テニスコートなどのスポーツ施設も、県民の日に無料で開放されることがあります。2026年は、前橋市の群馬県勤労福祉センターで、10月28日に体育館と卓球室を無料で開放すると県の資料で案内されていました。体を動かしたい子どもと一緒に、気軽に出かけられる場所です。

公園や動物園、遊園地などでも、入園料や乗り物の割引、記念のイベントが企画されることがあります。屋外の施設は天気に左右されるので、雨の場合の代わりの行き先として屋内の博物館などを決めておくと、予定が崩れても慌てません。10月下旬の群馬は朝晩の冷え込みが強まる時期です。山沿いの施設へ出かけるなら、上着を1枚多めに持っていくとよいでしょう。

その年の情報の調べ方(県の記念事業一覧)

群馬県は毎年、県民の日に行われる記念事業をまとめて案内しています。県の公式サイトで「県民の日 記念事業」と検索すると、無料・割引になる施設やイベントの一覧(チラシやPDF)が見つかります。例年、県民の日の少し前に公開されるので、10月に入ったら確かめるとよいでしょう。

市町村が独自に行う記念事業は、それぞれの市町村の広報紙やサイトに載っています。学校を通じてチラシが配られることもあるので、子どものプリントにも目を通しておきましょう。一覧を見るときは、無料になる対象(県民・子ども・同伴者など)、事前申し込みの有無、当日の開館時間の3点を確かめておくと、現地で困ることがありません。

記念事業の内容は毎年変わります。この記事で紹介した施設も、翌年以降に同じ扱いになるとは限りません。出かける前に、その年の県や施設の案内を確かめてください。

群馬らしさを味わう県民の日の過ごし方

県民の日は、郷土について知るきっかけをつくる日です。施設に出かけるほかにも、家で群馬の文化や味にふれる過ごし方があります。県外から群馬に引っ越してきた家庭なら、子どもと一緒に地域のことを知る一日にしてもよいでしょう。

ここでは、県民なら一度は遊んだことがあるといわれる上毛かるたと、県のマスコットのぐんまちゃん、郷土の味の楽しみ方を紹介します。どれも特別な準備はいらず、家族そろって気軽に取り入れられるものばかりです。

上毛かるたで郷土の歴史にふれる

上毛(じょうもう)かるたは、群馬県の名所や歴史上の人物、産業などを読み札にした郷土かるたです。戦後まもない1947年(昭和22年)、子どもたちに郷土への誇りを持ってもらおうと作られました。「つる舞う形の群馬県」「力あわせる二百万」など、県内では読み札をそらで言える人も多いほどなじみがあります。

上毛かるたは子どもたちの競技大会も毎年開かれており、地域や学校で練習する機会があります。県民の日に家族で遊ぶなら、札に出てくる場所を地図で探したり、実際に出かけた場所の札を探したりすると、遊びながら地理や歴史を覚えられます。「つる舞う形」の札で、先ほどの第2次群馬県の成り立ちを話題にしてみるのもよいでしょう。

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秋の午後、和室の畳の上に昔ながらのかるたの札が数枚並べられ、そばに湯のみと紅葉した葉が置かれている様子

ぐんまちゃん・郷土の味を楽しむ

群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」は、2014年のゆるキャラグランプリで1位に選ばれたことで全国に知られるようになりました。県民の日の記念事業でも、ぐんまちゃんが登場するイベントが開かれることがあります。子どもと一緒にぐんまちゃんのイラストを描いたり、グッズを飾ったりして、県民の日らしい雰囲気を楽しむのもよいでしょう。

食卓で群馬を味わうなら、郷土料理を取り入れるのがおすすめです。幅の広い麺を野菜と一緒に煮込む「おっきりこみ」は、気温が下がる10月下旬にぴったりの一品です。甘辛いみそだれを塗って焼く「焼きまんじゅう」や、コシの強い「水沢うどん」も群馬を代表する味として知られています。小麦の産地として粉もの文化が根づいてきた群馬ならではの料理を、家族で囲んでみてください。

関東のほかの都県民の日とのちがい

都道府県が独自に定めた「県民の日」は、群馬県だけのものではありません。関東地方では、東京都・茨城県・埼玉県・千葉県・栃木県にも、それぞれの記念日があります。日付の決め方を比べると、明治の初めに県が生まれた日を由来にしているところが多いことがわかります。

主な日付と由来を表にまとめました。どの都県でも、公立学校が休みになったり施設の無料開放が行われたりと、過ごし方には共通点があります。

都県日付由来
群馬県10月28日1871年(旧暦)に「群馬県」の名が初めて使われた
東京都(都民の日)10月1日1898年に東京市で一般の市制が始まった
茨城県11月13日1871年(旧暦)に「茨城県」の名が初めて使われた
埼玉県11月14日1871年(旧暦)に埼玉県が誕生した
千葉県6月15日1873年に木更津県と印旛県が合併して千葉県が誕生した
栃木県6月15日1873年に栃木県と宇都宮県が合併した

群馬・茨城・埼玉の3県は、いずれも1871年の廃藩置県後に県が生まれた日を由来とし、旧暦の日付をそのまま使っています。千葉県と栃木県は、新暦に切り替わった後の1873年の合併の日です。東京都の都民の日は県の誕生ではなく、東京市が自治を始めた日を記念したもので、1952年に現在の名前になりました。

このほか東京には、7月17日の「東京の日」もあります。江戸が東京と改められた日にちなむ記念日で、都民の日とは由来が異なります。

群馬県民の日に関するよくある質問

群馬県民の日はいつですか?

毎年10月28日です。日付は変わらず、2026年は水曜日、2027年は木曜日、2028年は土曜日にあたります。

群馬県民の日は祝日ですか?

国民の祝日ではありません。群馬県が条例で定めた記念日なので、会社や役所、銀行などはふだんどおり営業しています。

群馬県民の日は学校が休みになりますか?

県内の公立の小学校・中学校などは休みになります。高校や私立学校、保育園・幼稚園は扱いが違う場合があるので、通っている先の案内で確かめてください。

なぜ10月28日なのですか?

1871年(明治4年)の旧暦10月28日に、初めて「群馬県」という名前が使われたことにちなみます。新暦の12月10日は年末で慌ただしいことなどから、旧暦の日付が採られました。

群馬県民の日はいつからありますか?

1985年(昭和60年)に定められ、その年の10月28日が最初の県民の日になりました。

まとめ

群馬県民の日は毎年10月28日で、2026年は水曜日です。1871年(明治4年)の旧暦10月28日に「群馬県」の名前が初めて使われたことにちなみ、1985年に県の条例で定められました。県名はいったん熊谷県に変わり、1876年の第2次群馬県で、ほぼ現在の「つる舞う形」になっています。

国民の祝日ではないため会社や役所は通常どおりですが、県内の公立学校の多くが休みになり、博物館やスポーツ施設の無料開放などの記念事業が行われます。対象になる施設は年ごとに変わるので、県の記念事業一覧で確かめてから出かけましょう。

施設めぐりや上毛かるた、郷土料理など、楽しみ方はさまざまです。県民の日をきっかけに、家族で群馬の歴史や文化にふれてみてください。

10月のほかの行事や記念日もまとめて知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

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