パクチーの日は8月9日|由来は「パ・ク」の語呂合わせと呼び名の違い

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タイ料理のスープにこんもり乗った、あの緑の葉。好きな人はとことん好きで、苦手な人はひと口で顔をしかめる——パクチーほど評価が真っ二つに分かれる野菜も珍しいかもしれません。

そんなパクチーにも記念日があります。8月9日の「パクチーの日」です。夏野菜が出そろい、エスニック料理が食べたくなる時期にぴったり重なる日でもあります。

この記事では、日付が8月9日になった理由、パクチー・コリアンダー・香菜という呼び名の違い、当日の楽しみ方、そして好き嫌いがここまで分かれる理由までをまとめました。結論から書くと、パクチーの日は「パ(8)ク(9)」の語呂合わせから生まれた記念日です。

目次

パクチーの日は8月9日|2026年は日曜日

パクチーの日は、毎年8月9日です。年によって日付が動くことはありません。2026年の8月9日は日曜日にあたるため、家でエスニック料理を作ったり、専門店に出かけたりしやすい曜日でした。

日付の根拠はシンプルで、数字の読みをそのまま名前に当てはめた語呂合わせです。8を「パ」、9を「ク」と読ませて「パク(チー)」。8月には同じ発想の記念日がいくつも並んでおり、パクチーの日もその一つに数えられます。

項目内容
日付8月9日(毎年固定)
由来「パ(8)ク(9)」の語呂合わせ
植物としての分類セリ科コエンドロ属の一年草
おもな呼び名パクチー/コリアンダー/香菜(シャンツァイ)/シラントロ
関わってきた団体全日本パクチー協会、パクチー好きのコミュニティなど

もともとは愛好家どうしの内輪の盛り上がりから広まった記念日です。国や自治体が定めた公的な日ではないため、祝日のように学校や職場の予定が変わることはありません。それでも飲食店のフェアやSNSの投稿を通じて、8月9日という日付は着実に知られるようになりました。

パクチーの日は8月9日。「パ(8)ク(9)」の語呂合わせで、毎年同じ日付です。旬や収穫時期にちなんだ日ではありません。

由来は「パ(8)ク(9)」の語呂合わせ|ブームとともに広まった日

語呂合わせそのものは誰でも思いつくものですが、記念日として定着するには「その日に集まる人たち」が必要です。パクチーの日の場合、それを担ったのがパクチー料理の専門店と、パクチー好きが集まるコミュニティでした。

専門店とコミュニティが起点になった

2000年代後半、東京にパクチー料理を看板に掲げる専門店が生まれました。前菜からデザートまでパクチーを使うという店のあり方が話題を呼び、常連客どうしのつながりがそのままコミュニティに育っていきます。8月9日はその輪の中でイベント日として使われ、外へ広がっていきました。

のちに全日本パクチー協会を中心とした催しも行われるようになり、パクチー料理の食べ比べや、生産者を招いたイベントが各地で企画されています。企業が販促のために設けた記念日とは成り立ちが異なり、ファンの側から立ち上がった記念日という点が特徴です。

2010年代のパクチーブームが後押しした

追い風になったのが、2010年代半ばのパクチーブームです。パクチー専門店の出店が相次ぎ、スナック菓子やカップ麺、ドレッシングにまでパクチー味が登場しました。スーパーの野菜売り場でも通年で見かけるようになり、家庭で使う人が一気に増えます。

それまでは「エスニック料理店で出てくる香草」という位置づけだったパクチーが、この時期に日常の食材へと変わりました。記念日が知られるようになったのも、この流れと重なっています。

木のテーブルに置かれた束のパクチーと小皿のエスニック料理。落ち着いた自然光の静物写真

パクチー・コリアンダー・香菜は同じ植物?呼び名の違い

パクチーの日をきっかけに調べると、必ずぶつかるのが呼び名の多さです。パクチー、コリアンダー、香菜、シラントロ。名前は違っても、いずれもセリ科の同じ植物を指しています。違うのは呼ぶ人の言語と、植物のどの部分を指しているかです。

呼び名由来する言語おもに指す部分・使われ方
パクチータイ語生の葉。タイ料理とともに広まった呼び方
コリアンダー英語種子を乾燥させたスパイス、または植物全体
シラントロスペイン語(アメリカで定着)生の葉。メキシコ料理などで使う
香菜(シャンツァイ)中国語生の葉。中華料理の薬味として
コエンドロポルトガル語日本に伝わった当時の呼び名。和名として残る

ややこしいのは、日本語で「コリアンダー」と書かれている場合です。スパイス売り場に並ぶ粉末や粒のコリアンダーは種子を指し、香りは葉とかなり違います。柑橘のような甘い香りで、葉が苦手な人でも問題なく使えることが多いものです。葉と種でまったく別の香辛料のように扱われると考えると分かりやすくなります。

買い物のときの見分け方
  • 野菜売り場の「パクチー」「香菜」=生の葉
  • スパイス売り場の「コリアンダー」=乾燥させた種子(粉末・ホール)
  • 「コリアンダーリーフ」と書かれていれば葉のこと

ちなみに日本では古くから「コエンドロ」の名で知られていました。江戸時代にはすでに渡来していたとされ、決して新顔の野菜ではありません。ブームで広まったのは、あくまで「パクチー」というタイ語の呼び名のほうです。

8月9日はほかにどんな日?

8月9日は語呂合わせのしやすい数字の並びで、パクチーの日以外にもいくつもの記念日が重なっています。同じ「ハ・ク」「パ・ク」の読みから生まれた日が多いのが特徴です。

記念日由来となる読み
ハグの日ハ(8)グ(9)
パグの日パ(8)グ(9)
野球の日や(8)きゅう(9)
形状記憶合金の日1982年8月9日、東北大学のグループがベルギーの国際会議で形状記憶合金を発表したことにちなむ

同じ日付でも、由来のたどり方はさまざまです。数字の読みから生まれた日もあれば、その日に起きたできごとを記念した日もあります。8月9日の記念日でいちばん知られているハグの日については、こちらで詳しく紹介しています。

長崎原爆の日でもある

8月9日は、1945年に長崎へ原子爆弾が投下された日でもあります。長崎市では毎年この日に平和祈念式典が行われ、正午前には黙とうが捧げられます。

語呂合わせの記念日と同じ日付ですが、性格はまったく異なります。にぎやかな企画を予定する場合は時間帯に配慮するなど、この日が持つもう一つの意味を心に留めておきたいところです。

パクチーの日の楽しみ方

公的な行事があるわけではないので、過ごし方は自由です。飲食店のフェアに出かけるほか、家庭でできる楽しみ方もいくつかあります。

薬味以外の使い方を試す

のせるだけが使い道ではありません。刻んでナムルやサラダに混ぜる、ごま油と塩でナムル風にする、餃子のたねに練り込む、といった使い方なら量を稼げます。加熱すると香りが穏やかになるため、生では強すぎると感じる人にも向いています。

根も捨てずに使えます。タイ料理ではスープの香りづけに使う部位で、よく洗って叩き、煮込みに入れると澄んだ風味が出ます。パクチーの日は、ふだん捨てている部分を使ってみるきっかけにもなります。

選び方と保存のコツ

選ぶときは、葉の緑が濃くハリのあるものを。茎がしなびていたり、葉が黄色く変わっていたりするものは避けます。根つきで売られているものは日もちしやすく、香りも強めです。

買ってきたパクチーの保存
  • 洗って水気をよくきり、湿らせたキッチンペーパーで包んで保存袋へ入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて置く
  • 根つきなら、水を張ったコップに挿してポリ袋をかぶせておく
  • 使いきれない分は刻んで冷凍。凍ったまま料理に散らせる

種から育ててみる

プランターでも育てられる植物です。種まきの適期は春(3〜4月ごろ)と秋(9〜10月ごろ)で、真夏の暑さは苦手とされます。8月9日に種を買っておき、涼しくなってからまくという楽しみ方もできます。

まっすぐ下に伸びる根を持ち、植え替えを嫌う性質があるため、育てる場所へ直接まくのが基本です。間引きながら育て、若い葉から少しずつ摘んでいくと長く収穫できます。

ベランダのプランターで育つ若いパクチーの葉。朝の柔らかい光、上品な雰囲気

同じ葉物の記念日としては、7月28日の菜っ葉の日もあります。日付の語呂合わせから生まれた点も共通しています。

好き嫌いがここまで分かれるのはなぜ?

パクチーの話題で必ず出てくるのが、好き嫌いの激しさです。「石けんの味がする」「カメムシのにおい」と表現されることもあり、単なる好みの問題では説明しきれない分かれ方をします。

香りのもとになっているのは、アルデヒド類と呼ばれる成分です。この成分の一部は、カメムシが出す独特のにおいにも含まれていることが知られています。「カメムシのにおいがする」という感想は、思いつきの比喩ではなく成分の重なりに裏づけられた表現だといえます。

さらに、においの感じ方には個人差があります。嗅覚受容体に関わる遺伝子のタイプによって、この香りを強く不快に感じやすい人がいるとする研究報告もあります。ただし、好き嫌いが遺伝だけで決まるわけではなく、食べ慣れによって平気になったという声も少なくありません。

苦手な人に無理にすすめるのは避けたいところです。同じ料理でも、パクチーを別皿にして各自でのせる形にすれば、好きな人も苦手な人も同じ食卓を囲めます。

もし挑戦するなら、香りが穏やかになる形から試すのが現実的です。加熱したスープに少量入れる、種のスパイス(コリアンダーパウダー)から入る、といった方法なら抵抗が小さくなります。同じ日に少しだけ口にしてみる、というのもパクチーの日らしい過ごし方かもしれません。

よくある質問

パクチーの日は毎年8月9日ですか

はい。「パ(8)ク(9)」の語呂合わせが由来なので、年によって日付が動くことはありません。2026年は日曜日にあたりました。

パクチーとコリアンダーは違う植物ですか

同じ植物です。生の葉をタイ語で「パクチー」、英語で「コリアンダー」と呼びます。ただし日本のスパイス売り場で「コリアンダー」と書かれているものは乾燥した種子を指すことが多く、葉とは香りが異なります。

8月9日はパクチーの旬なのですか

いいえ。日付は語呂合わせで決まったもので、旬とは関係ありません。パクチーは暑さを苦手とする植物で、春と秋に育てやすいとされています。

パクチーの日にはイベントがありますか

飲食店のフェアや愛好家の集まりが企画されることがあります。全国一斉に行われる公式行事ではないため、参加したい場合は店やイベントの告知を確認してください。

パクチーの和名はありますか

「コエンドロ」が和名です。ポルトガル語に由来する呼び名で、日本には古くから伝わっていました。においからカメムシソウと呼ばれることもあります。

まとめ

パクチーの日は8月9日。「パ(8)ク(9)」の語呂合わせから生まれ、専門店や愛好家のコミュニティを起点に広まった記念日です。旬や収穫にちなむ日ではないため、日付は毎年変わりません。

パクチー、コリアンダー、香菜、シラントロはいずれも同じ植物の呼び名で、違うのは言語と指している部分です。葉と種では香りが大きく異なり、葉が苦手な人でも種のスパイスなら使えることがあります。

好きな人も苦手な人も同じ食卓を囲めるよう、別皿にして各自でのせる。パクチーの日らしい落としどころは、案外そのあたりにあります。

8月にはほかにも語呂合わせの記念日や季節の行事が並びます。ひと月の予定をまとめて見たい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

同じ8月には、果物の語呂合わせ記念日も続きます。8月17日の「パイナップルの日」は、よく似た「パインの日」との違いもあわせて整理しています。

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