ドレッシングの日は8月24日|由来は「野菜の日」の真上と8×3×1

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夏の終わりのカレンダーに「ドレッシングの日」を見つけて、どうしてこの日なのだろうと思った方も多いのではないでしょうか。語呂合わせの記念日は数多くありますが、この日は少し変わった決まり方をしています。

この記事では、ドレッシングの日の日付と2つの由来、JAS規格が定める分類、語源と日本に広まるまでの歴史、当日の楽しみ方をまとめます。ノンオイル商品の呼び名が違う理由も整理しました。

先に結論をお伝えすると、ドレッシングの日は8月24日です。8月31日の「野菜の日」がカレンダーのちょうど真下に来る位置にあり、さらに「831(やさい)」を掛け算すると8×3×1=24になることから、2016年にケンコーマヨネーズ株式会社が制定しました。野菜にドレッシングがかかる様子を、カレンダーの上で再現した日付です。

目次

ドレッシングの日は8月24日|毎年同じ日付

ドレッシングの日は毎年8月24日です。お盆やお彼岸のように年によって前後することはなく、どの年も8月24日に固定されています。

日付が動かないのは、由来が二十四節気や旧暦の計算ではなく、カレンダーの並びと数字の語呂に基づいているからです。曜日は年ごとに変わりますが、「8月31日の一週間前」という関係も、「8×3×1=24」という計算も、年が変わっても崩れることはありません。

記念日としての基本情報をまとめると、次のとおりです。

項目内容
日付8月24日(毎年固定)
読み方どれっしんぐのひ
由来(1)週間カレンダーで「野菜の日」(8月31日)の真上にくる日
由来(2)「831(やさい)」に「かける」→ 8×3×1=24
制定ケンコーマヨネーズ株式会社(2016年)
認定一般社団法人 日本記念日協会
趣旨ドレッシングの新しい使い方を広め、野菜を食べる機会を増やすこと

ドレッシングの日は8月24日。8月31日「野菜の日」の一週間前にあたり、カレンダー上では野菜の日の真上に位置します。ドレッシングが野菜の上からかかる、という見立てがそのまま日付になった記念日です。

8月下旬は暑さで食欲が落ちやすく、火を使う料理も億劫になりがちな時期です。そこに「野菜をさっぱり食べる」記念日が置かれているのは、季節との相性を考えたうえでの配置だといえます。

木製のテーブルに置かれた大きめのサラダボウルと、傍らのガラス製ドレッシングボトルを、夏の午後の柔らかな光で捉えた上品な写真風イメージ

なぜ8月24日?「野菜の日」から生まれた2つの由来

ドレッシングの日の由来は一つではありません。カレンダーの見た目による理由と、数字の計算による理由が重なっています。どちらも出発点は8月31日の「野菜の日」です。

由来(1)カレンダーで「野菜の日」の真上にくる日

カレンダーは横に7日ずつ並び、一週間ごとに行が変わります。そのため、ある日付の真上にくるのは必ず「7日前の日」です。8月31日の7日前は8月24日ですから、8月のカレンダーでは24日のマス目が31日のちょうど真上に位置することになります。

8月31日は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせで知られる「野菜の日」です。その真上に24日があるという位置関係を、野菜の上からドレッシングがかかる様子に見立てたのが、この記念日の発想です。

実際に手元のカレンダーで8月を開いてみると分かりやすくなります。曜日の並びは年によって変わりますが、24日と31日が縦に並ぶ関係だけは、どの年でも変わりません。

由来(2)「831(やさい)」にかける=8×3×1=24

もう一つの由来は、数字の計算です。「野菜」を数字にすると831になります。この3つの数字を掛け合わせると、8×3×1=24。ここから24日が導かれます。

面白いのは、この「掛ける」が二重の意味になっている点です。算数の掛け算であると同時に、野菜にドレッシングを「かける」という日本語の掛けことばにもなっています。カレンダーの見立てと数字の計算、そしてことば遊びが一つの日付に重なっているわけです。

記念日の由来は「1月23日=ワン・ツー・スリー」のような読みの語呂合わせが大半です。計算とカレンダーの位置関係の両方を使う例は珍しく、ドレッシングの日はその点でよく知られています。

制定したのはケンコーマヨネーズ(2016年)

この記念日を制定したのは、業務用のマヨネーズやドレッシングを手がけるケンコーマヨネーズ株式会社です。2016年に一般社団法人 日本記念日協会へ申請し、認定・登録されました。同社にとっては初の記念日制定にあたります。

趣旨として掲げられているのは、ドレッシングの新しい使い方を広めることです。サラダにかけるだけの調味料ではなく、下味付けや和え物、肉や魚のソースとしても使えることを知ってもらい、結果として野菜を食べる機会を増やしてもらう、という狙いがあります。

ドレッシングとは?JAS規格が定める3つのタイプ

普段なにげなく「ドレッシング」と呼んでいますが、この言葉には日本農林規格(JAS規格)による定義があります。ざっくり言えば、食用植物油脂と食酢(または柑橘の果汁)をベースに、塩・砂糖・香辛料などを加えた、主にサラダに使う調味料のことです。

そのうえで、油と水分がどう混ざっているか(乳化の状態)と、どれくらいの固さかによって、大きく3つに分けられています。売り場でボトルを見比べるときの目安になります。

区分状態代表例
半固体状ドレッシングしっかり乳化し、とろみが強いマヨネーズ、サラダクリーミードレッシング
乳化液状ドレッシング乳化しているが、注げるくらいの流動性があるごまドレッシング、シーザードレッシング
分離液状ドレッシング油と酢が分かれ、振って混ぜて使うフレンチドレッシング、和風の分離タイプ

半固体状ドレッシング(マヨネーズなど)

油が細かい粒になって水分の中に安定して散らばり、とろみのある状態になったものです。3区分のなかでもっとも固さがあり、置いておいても分離しません。

マヨネーズはこのグループの代表格です。ドレッシングの一種として位置づけられていると聞くと意外に感じるかもしれませんが、油と酢を乳化させた調味料という点では、たしかに同じ仲間にあたります。マヨネーズより固さの控えめなものが、サラダクリーミードレッシングと呼ばれます。

乳化液状ドレッシング

同じく乳化していますが、こちらは注げるくらいの流動性があるタイプです。ごまドレッシングやシーザードレッシングなど、白っぽく濁っていて振らなくても均一なものが該当します。

油と水分が一体になっているため、葉物にからみやすく、味がまんべんなく行き渡るのが持ち味です。コクを感じやすい一方、かけすぎると野菜の味が隠れやすいので、量は控えめから調整すると失敗しません。

分離液状ドレッシング

ボトルの中で油の層と酢の層が分かれていて、使う前に振って混ぜるタイプです。フレンチドレッシングやイタリアンドレッシング、香味野菜入りの和風タイプなどが当てはまります。

振ってから時間が経つとまた分かれていくのは、乳化が一時的なものだからです。不良品ではありません。かける直前によく振ることと、ボウルで和えるならすぐに食卓へ出すことが、味を均一に保つコツになります。

「ドレッシングタイプ調味料」との違い

ノンオイルの商品を手に取ると、名前の欄に「ドレッシング」ではなく「ドレッシングタイプ調味料」と書かれていることがあります。これは表示のルール上の使い分けです。

JAS規格の「ドレッシング」は食用植物油脂を使うことが前提になっています。そのため、油をまったく使っていない、あるいはごく少量しか含まないものは、この定義から外れます。そうした商品に使われるのが「ドレッシングタイプ調味料」「サラダ用調味料」といった表示です。

呼び名が違うのは品質の優劣ではなく、油脂の量による分類上の違いです。売り場で迷ったら、パッケージ表側の商品名ではなく、裏の一括表示にある「名称」欄を見ると、その商品がどの区分にあたるか分かります。

ドレッシングの語源と日本に広まるまでの歴史

調味料としてのドレッシングは、もともと日本のものではありません。名前の由来をたどると、この調味料が食卓でどう捉えられてきたかが見えてきます。

語源は「dress=装う」

ドレッシング(dressing)は、英語の動詞 dress からきた言葉です。dress には「服を着る・装う」のほか、「整える」「下ごしらえをする」といった意味があります。

つまりドレッシングとは、野菜に衣を着せて装うものという発想の名前です。同じ dress から生まれた言葉に、洋服のドレスや、七面鳥などに詰める詰め物のドレッシングがあります。かけて仕上げるという役割が、名前そのものに表れています。

油と酢に塩を合わせるという組み合わせ自体は古くからヨーロッパにあり、フランス料理では「ヴィネグレット」と呼ばれてきました。日本で「フレンチドレッシング」と呼ばれる分離タイプは、この流れをくむものです。

日本の食卓に定着するまで

日本で生野菜のサラダが家庭に広まったのは戦後のことです。それまでは野菜といえば煮る・漬ける・和えるが中心で、生のまま食べる習慣は限られていました。

市販のドレッシングが登場したのは1950年代後半とされ、まず分離タイプのフレンチドレッシングが売り出されました。その後、高度経済成長期の食の洋風化とともにサラダが日常の一品として定着し、ドレッシングも家庭の常備品になっていきます。

やがて和風、ごま、シーザー、青じそなど、日本独自の味が次々に生まれました。醤油や味噌、柑橘を使った和風ドレッシングは、海外にはない日本ならではの発展形です。売り場に並ぶ種類の多さは、この積み重ねの結果といえます。

スーパーの棚に整然と並ぶ色とりどりのドレッシングボトルを、明るく落ち着いたトーンで捉えた写真風イメージ

ドレッシングの日の楽しみ方|手作りの黄金比とかけ方のコツ

記念日の趣旨が「新しい使い方を広めること」なので、この日はいつもと少し違う使い方を試してみるのが向いています。特別な道具はいりません。

基本の黄金比は「酢1:油2」

分離タイプのドレッシングは、家にあるもので簡単に作れます。基本の割合は酢1に対して油2。これに塩とこしょうを加えれば、フレンチドレッシングの原型になります。

基本の分量(2〜3人分の目安)
  • 酢:大さじ1
  • オリーブオイルなど植物油:大さじ2
  • 塩:小さじ4分の1程度
  • こしょう:少々

先に酢と塩をよく混ぜて塩を溶かしてから、油を少しずつ加えて混ぜると、口当たりがまとまります。

ここから味を動かすのも簡単です。酸味をやわらげたいときははちみつや砂糖をひとつまみ、コクを足したいときは粒マスタードやすりごまを少量。醤油を小さじ1加えれば和風になります。市販品にはない好みの味に近づけられるのが手作りの利点です。

サラダ以外の使い道

ドレッシングは油・酸味・塩気・うま味がすでに一つにまとまった調味料です。そのため、サラダ以外にもそのまま流用できます。

  • 肉や魚の下味に使う(漬け込んでから焼くと風味がつく)
  • 焼いた肉・魚にかけてソース代わりにする
  • ゆでた野菜やきのこを温かいうちに和える
  • 冷やし中華や冷製パスタの和え調味料にする
  • ポテトサラダやマリネの味付けのベースにする

特に、ゆでた野菜を温かいうちに和える方法は覚えておくと便利です。冷めるあいだに味が入るので、少量でもしっかり味がつきます。冷蔵庫で余りがちな半端なドレッシングの使い切りにも向いています。

かけ方と、開封後の保存の目安

かけ方にもコツがあります。上から回しかけるとどうしても偏るので、量を控えめにしてボウルで全体を和えるほうが、少ない量で満足感が出ます。葉物は水気をしっかり切っておくと、味が薄まらず、からみもよくなります。

保存については、開封後は冷蔵庫で保管し、商品に書かれた期間の目安に従うのが基本です。手作りしたものは保存料を含まないため、市販品と同じようには日持ちしません。作った分はその日から数日のうちに使い切る前提で、少なめに作るのが安心です。

開封後の日持ちは商品によって差があります。ボトルの表示を確認し、注ぎ口が汚れたままにならないよう拭いてから冷蔵庫へ戻してください。分離タイプが冷蔵庫で白く固まることがありますが、これは油が低温で固まる現象で、常温に戻せばもとに戻ります。

8月24日はほかにこんな記念日も

8月24日には、ドレッシングの日のほかにも由来のはっきりした記念日が重なっています。同じ日付でも、決まり方はそれぞれ違います。

一つは「歯ブラシの日」。こちらは「ハ(8)・ブ(2)・ラシ(4)」という読みの語呂合わせで、ドレッシングの日の計算による決まり方とは対照的です。

もう一つは「愛酒の日」。歌人・若山牧水の誕生日にちなむ記念日で、実在の人物の生年月日がそのまま日付になっています。同じ8月24日でも、語呂合わせ・計算・人物の誕生日と、三者三様です。

野菜つながりでは、8月9日の「パクチーの日」も同じ月にあります。ドレッシングの日と合わせて、夏の野菜を見直す時期として眺めてみるのも面白いところです。

8月にはお盆や山の日など、暮らしに関わる行事も集まっています。月全体の流れは次の記事にまとめています。

よくある質問

ドレッシングの日は何月何日ですか?

8月24日です。毎年同じ日付で、年によって動くことはありません。8月31日「野菜の日」の一週間前にあたり、カレンダー上では野菜の日の真上に位置します。

なぜ8月24日なのですか?

理由は2つあります。1つは、週間カレンダーで8月31日「野菜の日」の真上にくるのが8月24日であり、野菜の上からドレッシングがかかる様子に見立てられること。もう1つは、「831(やさい)」に掛け算をすると8×3×1=24になることです。「かける」が計算と調味料の両方の意味になっています。

ドレッシングの日は誰が制定したのですか?

業務用のマヨネーズ・ドレッシングを手がけるケンコーマヨネーズ株式会社が2016年に制定し、一般社団法人 日本記念日協会に認定・登録されました。ドレッシングの新しい使い方を広めることが趣旨とされています。

マヨネーズもドレッシングに入るのですか?

日本農林規格(JAS規格)の分類では、マヨネーズは半固体状ドレッシングに位置づけられます。食用植物油脂と食酢を乳化させた調味料という点で、ドレッシングと同じ仲間にあたるためです。

ノンオイルの商品に「ドレッシングタイプ調味料」と書いてあるのはなぜですか?

JAS規格の「ドレッシング」は食用植物油脂を使うことが前提になっているためです。油を使っていない、またはごく少量しか含まない商品はその定義から外れるので、「ドレッシングタイプ調味料」などの名称で表示されます。品質の優劣ではなく、油脂の量による分類上の違いです。

手作りドレッシングの基本の割合を教えてください。

酢1に対して油2が基本です。酢大さじ1・油大さじ2・塩小さじ4分の1・こしょう少々を目安に、先に酢と塩を混ぜて塩を溶かしてから油を加えると、口当たりがまとまります。醤油を小さじ1足せば和風になります。

分離タイプが冷蔵庫で白く固まりました。使えますか?

油が低温で固まる現象で、常温に戻せばもとに戻ります。傷んだわけではありません。ただし開封後の日持ちは商品ごとに違うので、ボトルの表示を確認して早めに使い切ってください。

8月24日はほかに何の日ですか?

「歯ブラシの日」と「愛酒の日」があります。歯ブラシの日は「ハ・ブ・ラシ」の語呂合わせ、愛酒の日は歌人・若山牧水の誕生日が由来です。ドレッシングの日を含め、決まり方がそれぞれ違うのが面白いところです。

まとめ

ドレッシングの日は8月24日。8月31日「野菜の日」がカレンダーの真下にくる位置にあること、そして「831(やさい)」を掛け算すると8×3×1=24になることから、2016年にケンコーマヨネーズ株式会社が制定した記念日です。野菜にドレッシングをかける様子を、カレンダーと計算の両方で表した日付になっています。

ドレッシングそのものは、JAS規格で半固体状・乳化液状・分離液状の3つに分けられています。マヨネーズが半固体状に含まれること、ノンオイル商品が「ドレッシングタイプ調味料」と表示されることも、この区分を知っていると腑に落ちます。名前の由来は英語の dress で、野菜に衣を着せて装うという発想が元になっています。

8月24日は、酢1:油2の手作りに挑戦したり、下味やソースとして使ってみたりと、いつもと違う使い方を試すのに向いた日です。暑さで食欲が落ちるこの時期に、野菜をおいしく食べるきっかけとして覚えておいてください。

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