海外旅行の日は10月19日|由来は「遠くへ行く」と旅の歴史

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カレンダーで「10月19日は海外旅行の日」と見かけて、なぜこの日なのか気になった方もいるのではないでしょうか。秋は旅行の計画を立てる人が増える季節なので、次の旅行先を考えるきっかけとしても覚えておきたい記念日です。

この記事では、海外旅行の日の由来になった語呂合わせと、1964年の自由化から始まった日本人の海外旅行の歩みをまとめました。2026年7月に変わったパスポートの手数料と出国税、出発までの準備の段取りも紹介します。

海外旅行の日は毎年10月19日で、2026年は月曜日です。「遠(10)く(19)へ行く」と読む語呂合わせにちなみ、海外旅行の楽しみ方を考える日とされています。

目次

海外旅行の日は10月19日|由来は「遠(10)く(19)へ行く」の語呂合わせ

海外旅行の日は毎年10月19日です。日付で決まっている記念日なので、年によって動くことはありません。2026年は月曜日、2027年は火曜日、2028年はうるう年の2月29日をはさむため2つずれて木曜日にあたります。国民の祝日ではないので、学校や会社はふだんどおりです。

ここでは、まず語呂合わせの読み方と、誰がこの記念日を定めたのかを整理します。そのあとで、1月や9月など、ほかの時期にある旅にまつわる記念日をまとめて紹介します。

語呂合わせの読み方と制定の経緯

10月19日の「10」を「とお」、「19」を「く」と読み、「遠く(とおく)へ行く」という言葉に重ねたのが由来です。遠く離れた外国へ出かける海外旅行にふさわしい日付として選ばれました。数字の読み方を言葉に当てはめる記念日は多くありますが、場所の「遠さ」を表す日付は珍しい例といえます。

記念日を紹介するサイトでは、旅行会社や海外旅行の愛好者などが定めた日と説明されています。ただし、日本記念日協会に登録された団体名や、制定された年を示す資料は確認できませんでした。特定の団体が主催する公式行事があるわけではないので、旅について考えるきっかけの日として、気軽に受け止めるのがよいでしょう。

旅にまつわるほかの記念日

旅や交通に関する記念日は、1年のあちこちに散らばっています。海外旅行の日とあわせて知っておくと、旅の歴史をたどる手がかりになります。主なものを日付順に並べると次のとおりです。

日付記念日由来のあらまし
1月20日海外団体旅行の日1965年、日本航空のパッケージツアー「ジャルパック」の第1弾が発売されたことにちなむとされる
7月1日旅の安全の日日本旅行業協会(JATA)が2014年に定めた、旅の安全を考える日
9月27日世界観光の日国連世界観光機関(UN Tourism)が定めた国際的な記念日
10月5日時刻表記念日1894年に日本初の本格的な時刻表『汽車汽船旅行案内』が発行された
10月19日海外旅行の日「遠(10)く(19)へ行く」の語呂合わせ

9月27日の世界観光の日は、毎年テーマを掲げて世界中でイベントが開かれる国際的な記念日です。海外旅行の日の3週間ほど前にあたるので、秋の旅の計画を立てる時期の目安にもなります。

日本人の海外旅行の歴史|1964年の自由化から2,000万人時代へ

日本人が観光目的で自由に海外へ出かけられるようになったのは、1964年(昭和39年)のことです。それから約55年後の2019年には、1年間に海外へ出かけた日本人が2,000万人を超えました。今では当たり前になった海外旅行も、わずか60年ほどの歴史しかありません。

ここでは、自由化が始まった1964年、旅行者が急増した1970年代から1990年代、そして過去最多の2019年とコロナ禍のあとの回復という3つの段階に分けて歩みをたどります。全体の流れは次の表のとおりです。

年出来事
1964年4月1日に観光目的の海外渡航が自由化(年1回・外貨500ドルまで)
1965年パッケージツアー「ジャルパック」が始まる
1972年年間の出国日本人数が100万人を超える
1990年年間の出国日本人数が1,000万人を超える
2019年約2,008万人で過去最多を記録
2025年約1,473万人まで回復(2019年比で約27%少ない)

1964年4月1日、観光目的の渡航が自由化

戦後の日本では、外国のお金(外貨)が不足していたため、海外へ出かけられるのは仕事や留学など、国が認めた目的のある人に限られていました。観光だけを目的にした渡航が認められたのは、1964年4月1日です。この年は10月に東京オリンピックが開かれ、日本が国際社会へ本格的に復帰していく節目の年でもありました。

ただし、自由化といっても制限つきでした。海外旅行は1人年1回まで、持ち出せる外貨は1回につき500ドル(当時のレートで18万円)までと決められていたのです。大卒の初任給が2万円前後だった時代なので、海外旅行は誰もが行けるものではありませんでした。翌1965年には日本航空がパッケージツアー「ジャルパック」を始め、航空券と宿がセットになった団体旅行が広まっていきます。

年100万人から1,000万人へ

1970年代に入ると、ジャンボジェット機の就航で一度に大勢を運べるようになり、航空運賃が下がっていきました。経済成長で収入も増え、1972年には年間の出国日本人数が初めて100万人を超えます。1978年には成田空港が開港し、国際線の玄関口が広がりました。

さらに大きな転機になったのが、1985年のプラザ合意をきっかけとした急激な円高です。同じ金額の円で買える外貨が増えたことで、海外旅行は一気に身近になりました。1990年には出国日本人数が1,000万人を突破し、新婚旅行でハワイやオーストラリアへ出かけるのが定番になったのもこのころです。

2019年の過去最多とコロナ後の回復

日本政府観光局(JNTO)の統計では、2019年の出国日本人数は約2,008万人で、過去最多を記録しました。ところが2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で各国が入国を制限したため、海外旅行はほぼ止まってしまいます。2021年の出国日本人数は約51万人で、2019年のわずか3%ほどまで落ち込みました。

その後は少しずつ回復し、2025年の出国日本人数は約1,473万人と、前の年より13%ほど増えました。それでも2019年と比べると約27%少なく、元の水準には戻っていません。円安で海外の物価が割高に感じられることが、回復を緩やかにしている理由のひとつと考えられています。一方で、日本を訪れる外国人旅行者は2025年に4,000万人を超え、人の流れは大きく変わりつつあります。

1960年代のレトロな雰囲気を思わせる旅支度の静物。木製の机の上に、革のトランク、古い世界地図、色あせた絵はがき、使い込んだ手帳が置かれている

2026年に変わった海外旅行のお金|パスポート手数料と出国税

2026年7月1日から、海外旅行にかかる国の費用が2つ変わりました。パスポートの手数料が大きく下がった一方で、出国するたびにかかる国際観光旅客税(出国税)は値上がりしています。これから海外旅行を考えている方は、両方をあわせて把握しておくと費用の見積もりがしやすくなります。

ここでは、パスポート手数料の新しい金額、出国税の引き上げの中身、そして申請のタイミングで気をつけたい点の3つを順に説明します。金額は2026年10月時点の情報です。制度は今後も変わる可能性があるので、申請や購入の前には外務省や各都道府県の旅券窓口で最新の案内を確認してください。

パスポート手数料の引き下げ

2026年7月1日以降の申請から、パスポートの手数料が引き下げられました。18歳以上の10年用は、窓口で申請すると1万6,300円だったものが9,300円になり、マイナポータルからのオンライン申請なら8,900円です。あわせて、18歳以上が選べた5年用は廃止され、10年用に一本化されました。

種類窓口申請オンライン申請
18歳以上・10年用9,300円8,900円
18歳未満・5年用4,800円4,400円

18歳未満の5年用もあわせて安くなっています。家族4人でパスポートを作る場合、以前より合計で1万円以上安くなる計算です。オンライン申請は窓口より400円安いうえ、申請のために窓口へ出向く回数を減らせるので、マイナンバーカードを持っている方は検討してみるとよいでしょう。

国際観光旅客税(出国税)は1,000円から3,000円へ

国際観光旅客税は、日本から出国する人に1回あたりでかかる税金です。2019年1月に1,000円で始まり、2026年7月1日以降の出国から3,000円に引き上げられました。導入以来、初めての値上げです。集めた税金は、観光地の混雑対策や地方への誘客など、観光施策の財源に使われます。

この税金は、ふつう航空券の代金に上乗せして支払います。2歳未満の子どもや、24時間以内に乗り継いで出国する旅客などは対象外です。航空会社によっては、7月1日より前に買った航空券でも、7月以降に発券し直すと新しい税額がかかる扱いになっています。家族旅行では人数分かかるので、4人なら1回の出国で1万2,000円になると覚えておくと安心です。

パスポートの申請は余裕をもって

手数料の引き下げで申請が増え、2026年の夏には窓口が混み合い、交付まで最大で1か月ほどかかる可能性があると政府が呼びかけました。通常、申請から受け取りまでは土日祝日を除いて1週間から10日ほどが目安ですが、時期によってはそれより長くかかります。旅行の予定が決まったら、まずパスポートの準備から始めるのが確実です。

すでにパスポートを持っている方も、有効期限に注意が必要です。国によっては、入国するときにパスポートの残りの有効期間が「6か月以上」などと決められていて、期限が切れていなくても入国できないことがあります。有効期間が残り1年未満になると切り替えの申請ができるので、旅行先の条件とあわせて確認しておきましょう。

入国に必要なパスポートの残存期間やビザの要否は、国ごとに異なり、変更されることもあります。外務省の海外安全ホームページや、渡航先の大使館の案内で最新の条件を確認してください。

海外旅行の日にしたいこと|次の旅を計画する日に

海外旅行の日に決まった行事はありません。ただ、「遠くへ行く」という由来のとおり、次の旅について考えるにはぴったりの日です。10月はまだ年末年始や春休みの予約に間に合う時期なので、具体的な計画を立てはじめるタイミングとしても都合がよいといえます。

ここでは、すぐにできることから順に3つ紹介します。手元のパスポートを確かめること、行きたい国と旅に向いた季節を調べること、そして家にいながら異国の文化に触れることです。すぐに旅行の予定がない方でも楽しめる内容にしているので、気になるものから取り入れてみてください。

(1) パスポートの有効期限を確かめる

しばらく海外へ出かけていない方は、まずパスポートを探して有効期限を見てみましょう。コロナ禍のあいだに期限が切れていた、という人も少なくありません。期限が切れている場合は、切り替えではなく新しく作る申請になり、戸籍謄本などの書類が必要です。

子どものパスポートは5年用なので、大人より早く期限が来ます。家族全員の分をまとめて確認し、期限の日付を手帳やスマートフォンのカレンダーに書き込んでおくと、いざ旅行が決まったときに慌てずにすみます。毎年10月19日に確認する習慣にしておくのもよい方法です。

(2) 行きたい国と旅に向いた季節を調べる

行ってみたい国や都市を書き出し、それぞれの旅に向いた季節を調べてみましょう。たとえば南半球のオーストラリアやニュージーランドは、日本と季節が逆になるので、日本の冬に夏を楽しめます。東南アジアには雨季と乾季があり、雨の少ない時期を選ぶと観光がしやすくなります。

ヨーロッパは、冬になると日照時間が短くなる一方で、クリスマスマーケットが開かれる季節でもあります。旅行代金は、年末年始やお盆、大型連休に高くなりやすいため、日程に余裕があれば時期をずらすのもひとつの手です。調べたことをノートにまとめておくと、家族や友人と旅の相談をするときにも役立ちます。

(3) 家で異国の文化に触れる

すぐに旅行へ行けない場合でも、家で海外の雰囲気を楽しむことはできます。行ってみたい国の料理を作ってみたり、その国が舞台の映画を観たりするだけでも、旅の気分を味わえます。現地の言葉であいさつや数字を覚えておくと、実際に出かけたときにも役立ちます。

過去の旅行の写真を整理するのも、この日らしい過ごし方です。スマートフォンに眠っている写真を旅ごとにアルバムにまとめると、思い出がよみがえり、次はどこへ行こうかという話にもつながります。昔の旅を祖父母や親に尋ねてみると、自由化から間もないころの海外旅行の話が聞けるかもしれません。

出発までの準備スケジュール|何をいつまでにする?

海外旅行の準備は、出発の2〜3か月前から始めると余裕をもって進められます。特にパスポートと、国によって必要になるビザや電子渡航認証は、取得までに日数がかかるため早めに手をつけるのが基本です。反対に、両替や荷造りは直前でも間に合います。

ここでは、準備を「2〜3か月前」「1か月前」「1週間前から前日」の3つの時期に分けて、それぞれでやることを整理します。下の表で全体を確認してから、各時期の説明を読むとわかりやすいでしょう。団体のパッケージツアーなら、航空券や宿の手配は旅行会社がまとめて行います。

時期主にやること
2〜3か月前パスポートの確認・申請、航空券と宿の予約
1か月前ビザ・電子渡航認証の申請、海外旅行保険、たびレジの登録
1週間前〜前日両替・キャッシュレスの準備、持ち物の最終確認

2〜3か月前:パスポート・航空券・宿

最初にパスポートの有無と有効期限を確かめ、必要なら申請します。航空券の予約には、パスポートと同じつづりのローマ字氏名が必要です。つづりが1文字違うだけで搭乗できないことがあるので、予約の前にパスポートを手元に用意しておきましょう。

航空券は、早く予約するほど安い運賃が残っている傾向があります。ただし、安い運賃ほど日程の変更や払い戻しの条件が厳しいので、予約の前に確認しておくと安心です。宿は、立地や周辺の治安、キャンセルの期限を見比べて選びます。旅行代金を比べるときは、出国税や燃油サーチャージが含まれているかどうかもあわせて見ておきましょう。

1か月前:ビザ・電子渡航認証・海外旅行保険・たびレジ

行き先によっては、ビザ(査証)や電子渡航認証が必要です。短期の観光ならビザが要らない国でも、アメリカのESTA(エスタ)、カナダのeTA、イギリスのETAのように、事前にオンラインで申請して認証を受けておくことが求められる場合があります。申請は公式サイトから行い、手数料を上乗せする代行サイトと間違えないよう注意してください。

海外では、病気やけがで受診すると高額な医療費を請求されることがあります。海外旅行保険に入るか、手持ちのクレジットカードに付いている保険の補償内容と適用条件を確かめておきましょう。あわせて、外務省の「たびレジ」に旅程を登録しておくと、渡航先の安全情報や緊急時の連絡をメールで受け取れます。たびレジは3か月未満の旅行者向けの無料サービスです。

1週間前〜前日:両替・持ち物の最終確認

現地のお金は、すべてを現金で用意する必要はありません。クレジットカードが広く使える国も多いので、少額の現金とカードを組み合わせるのが一般的です。カードは海外で使えるブランドかを確かめ、紛失に備えて2枚以上に分けて持つと安心です。スマートフォンを現地で使う方法(海外向けのプランやSIMなど)も、このころまでに決めておきます。

  • パスポート(顔写真のページのコピーを別に持つ)
  • 航空券の控え・宿の予約確認書・海外旅行保険の証書
  • クレジットカード2枚以上と少額の現金
  • 変換プラグ(コンセントの形は国によって異なる)と充電器
  • ふだん飲んでいる薬(液体や刃物の機内持ち込み制限も確認)

コンセントの差し込み口の形は国や地域によって違い、日本と同じ形が使えない国も多くあります。複数の形に切り替えられる変換プラグを1つ用意しておくと、行き先が変わっても使い回せます。

出発前日の荷造りの静物。落ち着いた色の木の床の上に開いたスーツケースがあり、たたんだ衣類、パスポートケース、変換プラグ、小さなポーチが整然と並んでいる

海外旅行の日に関するよくある質問

海外旅行の日はいつですか?

毎年10月19日です。日付で決まっている記念日なので、年によって動くことはありません。2026年は月曜日、2027年は火曜日にあたります。

なぜ10月19日が海外旅行の日なのですか?

「10」を「とお」、「19」を「く」と読み、「遠く(とおく)へ行く」という言葉に重ねた語呂合わせが由来です。旅行会社や海外旅行の愛好者などが定めたとされていますが、制定した団体や年ははっきりしていません。

日本で海外旅行が自由化されたのはいつですか?

1964年(昭和39年)4月1日です。それまでは仕事や留学など目的のある渡航に限られていましたが、この日から観光目的の海外旅行が認められました。当初は1人年1回、持ち出せる外貨は500ドルまでという制限がありました。

2026年のパスポート手数料はいくらですか?

2026年7月1日以降の申請では、18歳以上の10年用が窓口で9,300円、オンライン申請で8,900円です。18歳未満の5年用は窓口で4,800円、オンライン申請で4,400円です。18歳以上の5年用は廃止されました。

10月19日はほかに何の日ですか?

「父(とう)育(いく)」の語呂合わせによるイクメンの日などがあります。また1956年(昭和31年)10月19日には、日本とソビエト連邦の国交を回復した日ソ共同宣言がモスクワで調印されました。

まとめ

海外旅行の日は毎年10月19日で、2026年は月曜日です。「遠(10)く(19)へ行く」の語呂合わせにちなむ記念日で、制定した団体ははっきりしないものの、海外旅行の楽しみ方を考える日として親しまれています。

日本人の観光目的の海外旅行は、1964年4月1日の自由化から始まりました。年1回・500ドルまでという制限つきの出発から、1990年に年1,000万人、2019年には約2,008万人へと広がり、コロナ禍のあとも回復が続いています。2026年7月からはパスポートの手数料が下がり、出国税は3,000円に上がりました。

海外旅行の日は、パスポートの有効期限を確かめたり、行きたい国を調べたりして、次の旅を計画するきっかけにぴったりの日です。準備は出発の2〜3か月前から、パスポートの確認を最初に進めましょう。

旅の歴史に関心のある方には、明治時代に生まれた日本初の本格的な時刻表の話もおすすめです。10月19日の前日、10月18日はミニスカートの日です。10月の行事をまとめて知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

翌日の10月20日はヘアブラシの日です。

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