ヘアブラシの日は10月20日|由来は「頭髪」の語呂合わせと選び方

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カレンダーで「10月20日はヘアブラシの日」と見かけて、なぜこの日なのか気になった方もいるのではないでしょうか。秋は空気が乾きはじめ、髪のまとまりにくさを感じやすい季節です。毎日なにげなく使っているヘアブラシを見直すきっかけとして、覚えておきたい記念日です。

この記事では、ヘアブラシの日の由来と、同じ日にある「頭髪の日」との違いを整理しました。櫛からブラシへ移り変わった髪の手入れの歴史、ブラシの種類と選び方、とかし方、お手入れと替えどきまでまとめて紹介します。

ヘアブラシの日は毎年10月20日で、2026年は火曜日です。「とう(10)はつ(20)」で「頭髪」と読む語呂合わせにちなみ、全日本ブラシ工業協同組合が定めた記念日とされています。

目次

ヘアブラシの日は10月20日|由来は「とう(10)はつ(20)」の語呂合わせ

ヘアブラシの日は毎年10月20日です。日付で決まっている記念日なので、年によって動くことはありません。2026年は火曜日、2027年は水曜日、2028年はうるう年の2月29日をはさむため2つずれて金曜日にあたります。国民の祝日ではないので、学校や会社はふだんどおりです。

ここでは、まず記念日を定めた団体と、あわせて掲げられている「ヘアケア月間」について説明します。そのあとで、同じ10月20日にある「頭髪の日」との違いを、髪にまつわるほかの記念日とあわせて整理します。名前も由来もよく似ているので、混同しないよう押さえておきましょう。

制定した全日本ブラシ工業協同組合と「ヘアケア月間」

10月20日の「10」を「とう」、「20」を「はつ」と読み、「頭髪(とうはつ)」に重ねたのが由来です。髪を整える道具であるヘアブラシにふさわしい日付として、ブラシの製造業者でつくる全日本ブラシ工業協同組合が定めたと紹介されています。制定の年については、1996年(平成8年)とする情報もありますが、組合の公式な資料では確認できませんでした。

同組合は、10月を「ヘアケア月間」とも位置づけているとされます。10月は夏の紫外線を浴びた髪のダメージが気になりはじめ、空気の乾燥で静電気も起きやすくなる時期です。季節の変わり目に、髪の手入れの方法や使っている道具を見直すきっかけにしてほしいという思いが込められていると考えられます。組合の前身は、1914年(大正3年)に設立された大阪刷子(さっし)同業組合までさかのぼるといわれています。

同じ10月20日の「頭髪の日」との違い

10月20日には「頭髪の日」という記念日もあります。こちらは公益社団法人日本毛髪科学協会が1977年(昭和52年)に定めたとされ、由来は同じ「とう(10)はつ(20)」の語呂合わせです。髪や頭皮についての正しい知識を広めることが目的で、10月20日の前後約2週間は「毛髪衛生月間」として啓発が行われています。

つまり、同じ語呂合わせから、髪そのものの知識を広める「頭髪の日」と、髪を整える道具に光を当てる「ヘアブラシの日」の2つが生まれたことになります。髪やブラシにまつわる記念日を並べると、次のとおりです。

日付記念日由来のあらまし
8月24日歯ブラシの日「ハ(8)ブ(2)ラシ(4)」の語呂合わせ
10月8日頭髪記念日「とう(10)はつ(8)」の語呂合わせ。奈良県の理容業の組合が定めたとされる
10月20日頭髪の日「とう(10)はつ(20)」の語呂合わせ。日本毛髪科学協会が1977年に定めたとされる
10月20日ヘアブラシの日「とう(10)はつ(20)」の語呂合わせ。全日本ブラシ工業協同組合が定めたとされる

同じブラシでも、歯ブラシの日は夏の終わりの8月24日です。こちらは「ハ・ブ・ラシ」と日付そのものを道具の名前に当てた語呂合わせで、江戸時代の房楊枝(ふさようじ)から続く歯みがきの道具の歴史も興味深いものがあります。

ヘアブラシの歴史|櫛の文化から西洋式のブラシへ

今ではどの家庭にもあるヘアブラシですが、日本で広く使われるようになったのは明治時代以降とされています。それより前の日本では、髪を整える道具といえば櫛(くし)でした。長い髪を結い上げる日本髪の文化が、櫛を中心とした手入れの道具を発達させてきたのです。

ここでは、櫛が主役だった江戸時代までの髪の手入れと、明治の断髪をきっかけに西洋式のブラシが入ってきた流れの2つに分けて紹介します。ブラシの歩みについては詳しい記録が少ないため、確認できた範囲でたどります。髪型の移り変わりと道具の変化が、どのように結びついていたのかに注目して読んでみてください。

日本の髪の手入れは櫛が中心だった

日本の櫛の歴史はとても古く、福井県の鳥浜貝塚など縄文時代の遺跡からは、赤い漆を塗った櫛が見つかっています。当時の櫛は、髪をとかす道具であると同時に、髪にさす飾りとしての意味合いも強かったと考えられています。

江戸時代になると、男性は髷(まげ)、女性は島田髷などの日本髪を結うのが当たり前になりました。町には「髪結い床」と呼ばれる店があり、髪結い職人が武士や町人の髪を整えていました。日本髪を結うには、目の粗い櫛でほぐし、目の細かい櫛で整え、毛筋を通す細い櫛で仕上げるなど、用途の違う櫛を使い分けます。なかでも硬くて目の詰まったツゲの木で作るつげ櫛は、髪どおりがよく長持ちする道具として重宝されてきました。

明治の断髪から広まった西洋式のブラシ

大きな転機になったのは、1871年(明治4年)に出された散髪脱刀令です。髷を切るかどうかを個人の自由に任せるもので、断髪を強制するものではありませんでしたが、1873年(明治6年)に明治天皇が断髪したこともあり、短く切った「散切り頭」がしだいに広まっていきました。同じころ、東京では西洋式の理髪店も開業しています。

髪型が西洋風に変わると、それに合った手入れの道具として、毛束を台に植えた西洋式のヘアブラシが入ってきました。日本にはもともと、掃除や塗装に使う「刷毛(はけ)」を作る職人がいて、その技術を生かしてブラシの製造に移った例もあったといわれています。初めは豚毛や馬毛などの天然毛が中心でしたが、戦後はナイロンなどの合成繊維が使われるようになり、さまざまな形のブラシが手ごろな値段で手に入るようになりました。

落ち着いた木の机の上に、使い込まれたつげ櫛と、豚毛の木製ヘアブラシが並べて置かれている静物

ヘアブラシの種類と選び方|髪の長さと仕上がりで選ぶ

ひと口にヘアブラシといっても、形やピンの素材によって得意なことが違います。とかすだけなのか、ドライヤーでブローするのか、カールをつけたいのかといった目的によって、向いているブラシは変わります。家にあるブラシが自分の髪に合っているか、この機会に確かめてみましょう。

ここでは、代表的な5つの種類の特徴を表で比べたあと、ピンや毛の素材の違い、髪の長さや仕上がりに合わせた選び方を順に説明します。髪質や好みによって合うものは人それぞれなので、店頭で手に取って重さや握りやすさを確かめてから選ぶのがおすすめです。

主な5種類の特徴

よく見かけるヘアブラシは、大きく次の5種類に分けられます。名前は商品によって呼び方が異なることもありますが、形を見ればおおよその見分けがつきます。

種類形の特徴向いている使い方
パドルブラシ板のように平たく大きい面にピンが並ぶ長い髪や量の多い髪を一度にとかす
クッションブラシゴムなどの弾力のある台にピンが植えてある毎日のとかしや、頭皮に当たる感触をやわらげたいとき
デンマンブラシ半円形の台にピンが数列並ぶ(ハーフブラシとも)ドライヤーで根元から立ち上げたり、まっすぐ伸ばしたりするブロー
ロールブラシ筒状の軸のまわりにぐるりと毛が付いている毛先に内巻きやカールをつけるブロー
獣毛ブラシ豚毛や猪毛などの天然毛を植えてあるとかしたあとの仕上げや、表面を整えるとき

1本で何でもこなそうとせず、毎日とかす用とブロー用を分けて持つ人も多くいます。まずは毎日使う1本を、自分の髪の長さに合った大きさで選ぶのが基本です。

ピンや毛の素材の違い

ブラシの使い心地は、ピンや毛の素材でも大きく変わります。ナイロンやプラスチックのピンは、水に強く洗いやすいうえ、値段も手ごろです。ピンの先に小さな玉が付いているものは、頭皮に当たったときの感触がやわらかくなるよう工夫されています。木のピンは、プラスチックに比べて静電気が起きにくいとされ、乾燥する季節に選ばれることがあります。

豚毛や猪毛などの天然毛は、適度なコシがあり、髪の表面をなでるようにとかせるのが特徴です。一般に猪毛のほうが硬く、太くて量の多い髪に向き、豚毛は比較的やわらかめといわれています。ただし天然毛は水や熱に弱く、ナイロンより手入れに気をつかう必要があります。天然毛とナイロンを混ぜて植えたブラシもあり、とかしやすさと扱いやすさのバランスをとりたい人に選ばれています。

髪の長さ・仕上がり別の選び方

髪の長さと、どう仕上げたいかを組み合わせると、選ぶべきブラシが絞りやすくなります。目安を挙げると次のとおりです。

  • ショートヘア:小ぶりのクッションブラシか、手のひらに収まる獣毛ブラシが扱いやすい
  • ミディアム〜ロングヘア:面の広いパドルブラシや大きめのクッションブラシで、少ない回数でとかせる
  • まっすぐ伸ばしたい・根元をふんわりさせたい:デンマンブラシでブロー
  • 毛先に動きをつけたい:髪の長さに合った太さのロールブラシでブロー

ロールブラシは、軸が細いほど強いカールが、太いほどゆるやかな丸みがつきます。ショートなら細め、ロングなら太めが目安です。子どもの髪をとかす場合は、ピンの先が丸くやわらかいものや、小さめのブラシを選ぶと、頭に当たっても痛がりにくくなります。

ヘアブラシの日に見直したい使い方

ヘアブラシは毎日使う道具なので、とかし方に自分なりの癖がついている人も多いでしょう。力まかせに根元から一気にとかしたり、濡れたままの髪を強く引っぱったりすると、髪が切れたり絡まったりする原因になりがちです。ヘアブラシの日を、ふだんのとかし方を振り返る日にしてみましょう。

ここでは、とかす順番、濡れた髪をとかすときの注意、シャンプーの前にとかしておく理由の3つを紹介します。どれも特別な道具はいらず、今日から取り入れられる内容です。髪質によって合う力加減は違うので、痛みや引っかかりを感じない程度を目安にしてください。

毛先から少しずつとかす

髪が絡まっているときに根元から一気にブラシを通すと、毛先の絡まりに引っかかり、髪を無理に引っぱることになります。まずは毛先の10センチほどをとかして絡まりをほどき、次に耳の高さあたりから、最後に根元からと、少しずつ上へ範囲を広げていくのが基本です。

長い髪は、いくつかの束に分けて、片手で根元側を軽く押さえながらとかすと、頭皮が引っぱられにくくなります。引っかかったところは力を入れず、ブラシを一度離して毛先側からもう一度通しましょう。全体がなめらかに通るようになったら、仕上げに根元から毛先まで、髪の流れに沿って数回とかすと表面が整います。

濡れた髪をとかすときの注意

濡れた髪は、乾いているときより傷みやすいといわれています。お風呂上がりにとかすときは、まずタオルで髪をはさむようにして水気を取り、こすらないようにしましょう。そのうえで、目の粗いくしや、濡れた髪にも使えると表示されたブラシを使い、毛先からやさしくとかします。

獣毛ブラシや木製のブラシは水に弱いものが多いので、濡れた髪には使わないのが無難です。ドライヤーで乾かしながらブローする場合も、まずは手ぐしで根元を中心に8割ほど乾かしてから、ブラシを当てると髪に熱が当たりすぎるのを防げます。ドライヤーは髪から少し離し、同じ場所に当て続けないようにしましょう。

シャンプー前にとかす理由

シャンプーの前に、乾いた髪をブラシでとかしておくのもおすすめです。あらかじめ絡まりをほどいておくと、洗っているあいだに髪がもつれにくくなり、指どおりよく洗えます。髪の表面についたほこりや、スタイリング剤の汚れが浮きやすくなるのも利点です。

とかすときは、毛先から始めて最後に根元から全体を通す、ふだんと同じ順番で十分です。整髪料をたくさん使った日は、ブラシにも汚れが移りやすいので、その日のうちにブラシに付いた髪を取り除いておくと、次に使うときも清潔に保てます。

ヘアブラシのお手入れと替えどき

ヘアブラシには、抜けた髪の毛のほかに、ほこりや皮脂、整髪料の汚れが少しずつたまっていきます。汚れたブラシでとかすと、せっかく洗った髪に汚れを戻してしまうことにもなりかねません。ヘアブラシの日を、ブラシそのものの手入れをする日にするのもよい過ごし方です。

ここでは、毎日〜週に1回のこまめな手入れ、素材ごとの洗い方、そして買い替えを考えたいサインの3つを紹介します。洗えるかどうかや乾かし方は製品によって違うので、取扱説明書やパッケージの表示があれば、そちらを優先してください。

絡んだ髪とほこりの取り方

ブラシに絡んだ髪の毛は、できれば使うたびに、少なくとも週に1回は取り除きましょう。ピンの根元にたまった髪は、目の粗いくしの先や、つまようじのような細いもので根元から持ち上げると、まとめて取りやすくなります。クッションブラシは台のゴムに傷をつけないよう、先のとがった道具を強く押し当てないことが大切です。

髪を取ったあとに残る綿ぼこりのような汚れは、ブラシ用のクリーナー(毛の間をかき出す専用のくし)を使うと落としやすくなります。毛足の短い獣毛ブラシは髪が奥に入り込みやすいので、専用のクリーナーがあると手入れの手間がぐっと減ります。

素材別の洗い方

ナイロンやプラスチックのピンで、柄もプラスチックのブラシは、水洗いできるものが多くあります。洗面器にぬるま湯をため、シャンプーや中性洗剤を少し溶かして、ブラシの毛先を振り洗いします。汚れが落ちたらよくすすぎ、タオルで水気を取ってから、毛先を下に向けて風通しのよい場所で乾かしましょう。

クッションブラシは、台の中に水が入ると乾きにくく、においやカビの原因になることがあります。台の空気穴をふさがないようにして、毛先だけを浸す程度にとどめるのが安心です。豚毛や猪毛などの天然毛のブラシや、柄やピンが木でできたブラシは、水に濡れると毛が傷んだり木が反ったり割れたりするおそれがあるため、基本は乾いた状態でクリーナーを使った手入れにします。どうしても洗う場合は、製品の説明に従ってください。

ドライヤーの温風で急いで乾かすと、ピンや天然毛、木の部分が傷むことがあります。洗ったブラシは、直射日光の当たらない場所で自然に乾かすのが基本です。

買い替えの目安

ヘアブラシは消耗品なので、傷んできたら買い替えを考えましょう。「何年使ったら」という決まった期間はありませんが、次のようなサインが目安になります。

  • ピンの先の玉が取れて、とがった先が頭皮に当たる
  • ピンや毛が曲がったり抜けたりして、すき間ができている
  • クッションの台が破れたり、弾力がなくなったりしている
  • 柄にひびが入った、洗っても汚れやにおいが取れない

とくにピンの先の玉が取れたブラシは、頭皮を引っかく原因になるので、早めに替えるのが安心です。家族それぞれのブラシをまとめて点検し、替えどきのものがあれば、10月20日を買い替えの日にするのもよいでしょう。新しいブラシを選ぶときは、前の章で紹介した種類と選び方を参考にしてください。

洗面台のそばの明るい窓辺で、洗い終えたナイロンのヘアブラシとパドルブラシが、毛先を下に向けて白いタオルの上で乾かされている様子

ヘアブラシの日に関するよくある質問

ヘアブラシの日はいつですか?

毎年10月20日です。日付で決まっている記念日なので、年によって動くことはありません。2026年は火曜日、2027年は水曜日にあたります。

ヘアブラシの日は誰が決めたのですか?

ブラシの製造業者でつくる全日本ブラシ工業協同組合が定めたとされています。「とう(10)はつ(20)」で「頭髪」と読む語呂合わせが由来で、組合は10月を「ヘアケア月間」とも位置づけています。

頭髪の日とヘアブラシの日は何が違いますか?

どちらも10月20日で、「とう(10)はつ(20)」の語呂合わせが由来です。頭髪の日は日本毛髪科学協会が1977年に定めたとされ、髪や頭皮の知識を広めるための日です。ヘアブラシの日は、髪を整える道具であるブラシに光を当てた記念日です。

ヘアブラシは水で洗ってもいいですか?

ナイロンやプラスチック製のブラシは、ぬるま湯とシャンプーで洗えるものが多くあります。豚毛や猪毛などの天然毛や木製のブラシは水に弱いため、乾いた状態でクリーナーを使って手入れするのが基本です。製品の説明があればそちらに従ってください。

10月20日はほかに何の日ですか?

日本新聞協会が定めた「新聞広告の日」や、「ひとまわり(10)、ふたまわり(20)」の語呂合わせにちなむ「リサイクルの日」などがあります。新聞広告の日は、10月15日から始まる新聞週間の中にあたります。

まとめ

ヘアブラシの日は毎年10月20日で、2026年は火曜日です。「とう(10)はつ(20)」で「頭髪」と読む語呂合わせにちなみ、全日本ブラシ工業協同組合が定めたとされています。同じ日には、日本毛髪科学協会が定めたとされる「頭髪の日」もあります。

日本の髪の手入れは長く櫛が中心でしたが、明治の断髪をきっかけに西洋式のブラシが広まりました。今ではパドル・クッション・デンマン・ロール・獣毛など、目的に合わせて選べるさまざまなブラシがあります。とかすときは毛先から少しずつ、お手入れは素材に合った方法で行うのが長く使うためのコツです。

ヘアブラシの日は、ブラシに絡んだ髪を取り、ピンの先や台の傷みを確かめて、自分の髪に合ったブラシを見直すのにぴったりの日です。家族の分もまとめて点検してみましょう。

10月20日の前日、10月19日は海外旅行の日です。10月の行事をまとめて知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

翌日の10月21日は、エジソンが白熱電球を実用化した日にちなむ「あかりの日」です。日が短くなるこの季節に、家の照明を見直すきっかけにもなります。

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