暦の上で「白露(はくろ)」という言葉を見かけて、どんな意味なのか気になった方も多いのではないでしょうか。白露は二十四節気のひとつで、朝晩の空気がひんやりし始め、秋の深まりを感じるころを指します。
この記事では、白露の読み方と意味、2026年はいつなのか、そしてこの時期ならではの季節の楽しみ方までをやさしく解説します。
白露(はくろ)とは?まずは意味と読み方をチェック
白露とは、草花に降りた露が白く輝いて見えるころを表す、二十四節気のひとつです。夜のあいだに気温が下がり、空気中の水蒸気が冷やされて水滴になる。その様子から名づけられました。
白露の読み方は「はくろ」
白露は「はくろ」と読みます。「しらつゆ」と読むこともありますが、二十四節気を指す場合は「はくろ」が一般的です。
ちなみに「しらつゆ」は、和歌などで実際の白い露そのものを表すときに使われてきた読み方です。同じ漢字でも、暦の用語としては「はくろ」と覚えておくとよいでしょう。
白露の意味|草に白い露が結ぶ頃
白露の「白」は露の色を、「露」は文字どおり朝露をあらわしています。夜のうちに大気がぐっと冷え込むと、草木の葉に水滴がつき、朝日に照らされて白く輝く。そんな光景が見られる季節、という意味です。
日中はまだ暑さが残るものの、朝晩はしのぎやすくなってくる。暑さと涼しさが入れ替わっていく、季節の変わり目にあたります。
「白」は露の色、「露」は朝露。夜の冷え込みで草花に結んだ露が、朝日に白く輝く頃を意味します。
2026年の白露はいつ?期間はいつからいつまで
2026年の白露は9月7日(月)です。二十四節気は日付が固定ではなく、年によって1日ほど前後します。まずは2026年の日付から確認していきましょう。
2026年の白露は9月7日
二十四節気には「その日1日を指す使い方」と「次の節気までの期間を指す使い方」の2通りがあります。
- 特定の日として:2026年は9月7日(月)
- 期間として:9月7日ごろ〜9月22日ごろ(次の秋分の前日まで)
暦の上ではこの半月ほどが「白露のころ」となります。カレンダーに「白露」と書かれている場合は、多くがその始まりの日を指しています。
白露の前後の節気(処暑・秋分)と暦の位置づけ
二十四節気は、1年を24等分して季節の移ろいをあらわしたものです。白露は秋の節気の3番目にあたり、前後は次のように並びます。
| 節気 | 2026年の日付 | 意味の目安 |
|---|---|---|
| 処暑(しょしょ) | 8月23日ごろ | 暑さがおさまる頃 |
| 白露(はくろ) | 9月7日 | 草に白い露が結ぶ頃 |
| 秋分(しゅうぶん) | 9月23日ごろ | 昼と夜の長さがほぼ等しくなる頃 |
処暑で暑さのピークが過ぎ、白露で朝晩の涼しさがはっきりしてくる。そして秋分で本格的な秋へ。白露は、夏から秋へバトンをつなぐ節目にあたります。

白露のころの七十二候|3つの季節の移ろい
二十四節気をさらに3つに分けたものが「七十二候(しちじゅうにこう)」です。白露の期間も、約5日ごとに3つの候へと移り変わっていきます。それぞれに情景が浮かぶような、美しい名前がつけられています。
初候:草露白(くさのつゆしろし)
9月7日ごろからの候です。草に降りた露が、白く光って見えるころ。白露の名前そのものを表すような、みずみずしい情景です。
次候:鶺鴒鳴(せきれいなく)
9月12日ごろからの候です。セキレイという水辺の鳥が鳴き始めるころを指します。長い尾を上下に振りながら歩く姿が特徴の鳥です。
末候:玄鳥去(つばめさる)
9月17日ごろからの候です。春にやってきたツバメが、南の暖かい地域へと帰っていくころ。渡り鳥の動きからも、季節が確かに秋へ向かっていることが感じられます。

初候・次候・末候と名前をたどるだけで、白露の半月がゆっくり秋へ進んでいく様子が目に浮かびますね。
白露のころの季節の楽しみ方
白露は、味覚も景色も少しずつ秋めいてくる時期です。旬の食べ物や見頃の花を知っておくと、暮らしのなかで季節の移ろいをより楽しめます。


旬の食べ物(秋の味覚)
白露のころは、秋の実りが出そろい始めます。食卓でも季節を感じやすくなる時期です。
- 果物:ぶどう、梨、いちじく
- 野菜・きのこ:さつまいも、里芋、しめじ
- 魚:さんま、いわし
スーパーの棚がだんだん秋色に変わっていくのも、この時期ならではの楽しみです。
見頃の花・秋の七草
白露のころは「秋の七草」が見頃を迎えます。春の七草が食べて楽しむものなのに対し、秋の七草は目で見て楽しむものとされています。
- 萩(はぎ)
- 薄(すすき)
- 葛(くず)
- 撫子(なでしこ)
- 女郎花(おみなえし)
- 藤袴(ふじばかま)
- 桔梗(ききょう)
野原や庭先でこれらの花を見かけたら、秋の入り口が近いサインです。
白露の候|時候の挨拶での使い方
手紙やメールの書き出しに使う時候の挨拶にも、白露は登場します。「白露の候(はくろのこう)」という形で、9月上旬〜中旬の改まった挨拶文に用いられます。
「白露の候、皆さまにはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
使える時期の目安は、白露に入る9月7日ごろから、次の秋分(9月22日ごろ)までです。
白露に関するよくある質問
- 白露は「はくろ」と「しらつゆ」どちらで読みますか?
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二十四節気を指す場合は「はくろ」と読みます。「しらつゆ」は白い露そのものを表す和歌などでの読み方です。
- 白露は毎年同じ日ですか?
-
いいえ。二十四節気は太陽の動きをもとに決まるため、年によって1日ほど前後します。2026年は9月7日です。
- 白露と秋分はどう違いますか?
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白露は草に白い露が結ぶ頃、秋分は昼と夜の長さがほぼ等しくなる頃を指します。白露のほうが約半月早い節気です。
まとめ|白露は秋本番へ向かう季節の節目
白露は、朝露が白く輝き始める季節をあらわす二十四節気です。2026年は9月7日にあたり、夏の暑さから秋の涼しさへと移り変わる節目にあたります。
白露の読み方は「はくろ」、意味は草に白い露が結ぶ頃。2026年は9月7日で、期間は秋分前日の9月22日ごろまで。七十二候や秋の七草とともに、季節の移ろいを楽しめる時期です。
朝晩の空気が少しひんやりしてきたら、それは白露のサインかもしれません。草花に降りた露に目を向けて、秋の入り口を感じてみてくださいね。




















