スイカの日はなぜ7月27日?由来は縞模様と「夏の綱」

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7月27日の「スイカの日」。カレンダーやSNSで見かけて、なぜこの日なのだろうと気になった方も多いのではないでしょうか。日付の由来がすぐには思い浮かばない記念日のひとつです。

この記事では、7月27日になった語呂合わせの仕組みから、縞模様が「綱」に見立てられた背景、7月下旬という時期が選ばれた理由までを順番に整理します。縞模様がいつごろ定着したのか、俳句で「西瓜」がいつの季語として扱われるのかといった豆知識もまとめました。

結論から言うと、スイカの日は毎年7月27日で固定です。縞模様を綱に見立てた「夏の綱(なつのつな)」から、な(7)つ(2)な(7)と読ませたのが由来です。

目次

スイカの日は7月27日|まずは結論

スイカの日は、毎年7月27日です。スイカの縞模様を綱に見立てた「夏の綱(なつのつな)」という語呂合わせから、この日付が選ばれました。

「な(7)・つ(2)・な(7)」で7月27日。言われてみればシンプルですが、縞模様を綱に見立てるという発想が、ほかの記念日にはない面白さです。

日付は毎年動きません。祝日のように曜日で調整されることも、旧暦に合わせてずれることもないため、来年以降も7月27日がスイカの日です。日付だけ覚えておけば、そのまま毎年使える記念日といえます。

7月27日がスイカの日。縞模様を「夏の綱」に見立て、な(7)つ(2)な(7)の語呂合わせで決まりました。

「なつのつな」で7月27日

語呂合わせの組み立てを、もう少していねいに見てみましょう。まず「夏の綱」という言葉を用意し、そこから数字を拾っていきます。

「な」は7、「つ」は2、そしてもう一度「な」で7。これを並べると7・2・7となり、7月27日にたどり着きます。

数字を言葉に置き換えるときの読み替えは、ひとつのルールに決まっているわけではありません。7は「なな」の「な」、2は「ふたつ」や英語の「ツー」から「つ」というように、訓読み・音読み・外来語の読みが入り混じります。

スイカの日は、その読み替えを三つ並べただけの素直な形です。覚えるときは日付から言葉をたどるよりも、「なつのつな」という言葉のほうを先に覚えておくと、7・2・7の並びがすぐに出てきます。

誰が決めた記念日なの?

スイカの日は、スイカの生産者グループが消費拡大を願って制定したとされています。夏の味覚であるスイカをもっと食卓に、という思いが込められた記念日です。

ただし、制定した団体名や制定年について、公的にはっきりと記録が残っているわけではありません。由来として広く知られているのは、あくまで「夏の綱」の語呂合わせのほうです。

記念日には、一般社団法人日本記念日協会に登録されて制定者や制定の趣旨が公開されているものと、いつのまにか広まって出どころをたどりにくいものがあります。スイカの日について広く共有されているのは日付と語呂合わせで、制定の経緯まで詳しくたどれる資料は多くありません。

出どころがはっきりしない記念日は、紹介されるたびに細かい説明が少しずつ変わりがちです。人に話すときや文章にするときは、確実に共通している「7月27日」と「なつのつな」の二点を押さえておくと、間違いが起こりにくくなります。

なぜスイカを「綱」に見立てたのか

スイカの日の由来でいちばん面白いのが、この「綱」という見立てです。あの黒い縞模様を、太く力強い綱になぞらえたところに、言葉遊びの妙があります。

語呂合わせの記念日の多くは、商品名や食べ物の名前をそのまま数字に置き換えます。スイカの日はそこが一段違い、まず「縞模様は綱のようだ」という見立てを作り、その見立てから生まれた言葉を数字に変換しています。

ひと手間多い分だけ、由来を知ったときに納得しやすい構造です。見立てと語呂は役割が別で、どちらが欠けても「夏の綱」という言葉は成立しません。この二段構えこそが、スイカの日の由来のいちばんの持ち味といえます。

縞模様を綱に見立てた言葉遊び

スイカの表面には、濃い緑色の縞模様が入っています。この模様がぐるりと実を巻いている様子が、まるで綱をかけたように見える、というわけです。

綱は、綱引きや大相撲の横綱など、夏の行事や力強さを連想させる言葉でもあります。丸々と実ったスイカに綱をかけたイメージは、意外としっくりくるのではないでしょうか。

縞の見え方には品種ごとの差があります。帯が太くはっきり出るものもあれば、枝分かれするように細かく入るものもあり、売り場のスイカを見くらべると一玉ずつ表情が違います。

この模様は品種の特徴としても重視されていて、「縞王」のように名前そのものに縞の字を持つ品種も生まれました。綱に見立てるという発想は、それだけ縞模様がスイカの象徴として定着していたことの裏返しでもあります。

縞模様がくっきり入った丸ごとのスイカを俯瞰で撮影したイメージ

「夏の綱」と読ませる語呂の組み立て

「夏の綱」という言葉から、数字に変換するのは「なつ」と「つな」の部分です。整理すると、次のようになります。

読み数字意味
7「なつ」の頭文字。7月を表す
2「つな」の頭文字
7「つな」の2文字目

「7・2・7」で「なつのつな」。数字の並びに縞模様が浮かんでくるようですね。

面白いのは、「なつ」と「つな」が中央の「つ」を共有している点です。二つの言葉が一文字でつながっているため、7・2・7という左右対称の並びになり、日付としての収まりもよくなっています。

もし「つな」だけなら2月7日、「なつ」だけなら7月2日です。三文字にそろえたことで、スイカがいちばんおいしくなる7月下旬に日付を寄せられたと考えると、よくできた語呂合わせだと分かります。

スイカの縞模様はいつから?

今では当たり前の縞模様ですが、日本で長く栽培されてきたスイカは、皮が黒に近い濃緑の一色、いわゆる「黒皮」のものが中心でした。緑地に黒い帯が入る見た目は、比較的新しい時代に広まったものです。

明治以降にアメリカなどから品種が導入され、大正の終わりから昭和のはじめにかけて、奈良県の「大和」や千葉県の「都」といった国産品種の育成が進みました。縞皮のスイカが売り場の主役になったのは第二次世界大戦後で、いま出回っている品種の多くはこの流れをくんでいます。

つまり「夏の綱」という見立ては、縞模様のスイカが誰の目にも当たり前になった時代だからこそ通じる言い回しです。黒皮が主流だったころなら、綱をかけたようだという発想は生まれにくかったはずです。

7月27日が選ばれたもう一つの理由

語呂合わせだけが理由ではありません。7月下旬は、スイカが最もおいしくなり、出荷量もピークを迎える時期にあたります。実質的な「旬」と日付が重なっているのです。

記念日の日付は、語呂合わせで決まることもあれば、出来事の日にちなむこともあります。スイカの日は語呂合わせが表向きの理由ですが、その日付が旬とぴったり重なっているところに、食べ物の記念日らしさがあります。

7月下旬という日付を、出荷の動きと産地の移り変わりという二つの面から眺めてみると、スイカにとって特別な時期であることが数字の並びからも見えてきます。

7月下旬は出荷量と甘さのピーク

スイカの旬は、地域によって幅がありますが、全国的には7月から8月にかけてが最盛期です。とくに7月下旬は、店頭に並ぶ量も増え、価格も落ち着いてきます。

記念日は、その食材がいちばん手に入りやすい時期に設定されると、実際の消費につながりやすくなります。スイカの日も、語呂合わせと旬がうまく噛み合った例といえるでしょう。

7月下旬は、夏休みが始まって人の集まる場面が増える時期でもあります。大きな一玉を買っても食べきりやすいので、記念日として提案するにはちょうどよいタイミングです。

売り場を見ていると、この時期を過ぎるにつれて小玉スイカやカットスイカの割合が増えていきます。丸ごと一玉から選びたいなら、7月下旬から8月上旬までが選択肢の多い時期です。

産地リレーで初夏から夏へ

スイカは、南から北へと産地が移り変わりながら出荷されていきます。この産地の移り変わりは「産地リレー」と呼ばれます。

春から初夏にかけては熊本県などの西日本が中心となり、夏本番には千葉県や山形県といった産地が主役になります。7月下旬は、ちょうど夏スイカの産地が最盛期を迎えるころです。

産地が移っていくおかげで、日本ではスイカを長い期間楽しめます。春先に出回るものと夏本番のものでは、育つ環境も収穫までの日数も違うため、同じ品種でも印象が変わります。

農林水産省の統計では、スイカの収穫量が多い都道府県は熊本県・千葉県・山形県が上位を占めています。産地によって出回る時期が違うため、初夏から夏の終わりまで長く楽しめます。

スイカの日に知っておきたい豆知識

スイカには、意外と知られていない話がいくつもあります。記念日にちなんで、話のタネになりそうな豆知識を集めてみました。

身近な果実ではあっても、分類や産地、選び方となると知らないことが出てきます。記念日は、そうした知識をひとつ仕入れておくのにちょうどよい機会です。

取り上げるのは、果物か野菜かという分類、産地、売り場での選び方、そして俳句での扱いの四つ。どれもスイカの日の話のタネにそのまま使える知識です。

スイカは果物?それとも野菜?

結論からいうと、分類のしかたによって答えが変わります。農林水産省の統計上、スイカは「果実的野菜」に分類されています。

畑で毎年植えて育てる草の仲間なので、栽培のうえでは野菜の扱いです。一方で、甘くてデザートとして食べられることから、流通や食卓の感覚では果物として扱われます。

果実的野菜とは

野菜として栽培されながら、果物のように食べられるもののことです。スイカのほかに、次のような作物が当てはまります。

  • メロン
  • いちご

この分け方は、統計を取るときに「どの作物の仲間として数えるか」を決めるためのものです。家庭で食べるときはどちらと考えても間違いではないので、話のタネとして知っておくくらいがちょうどよい知識です。

スイカの主な産地

日本のスイカづくりは、各地の気候を生かして行われています。産地ごとに出荷の時期がずれるのが特徴です。

  • 熊本県:温暖な気候を生かした春から初夏のスイカ
  • 千葉県:トンネル栽培などで初夏に出荷
  • 山形県:夏本番に出回る夏スイカの産地

同じスイカでも、産地や品種によって甘さや食感に個性があります。売り場で産地表示を見くらべてみるのも楽しみ方のひとつです。

出荷の時期がずれるのは、気候だけが理由ではありません。ハウスやトンネルを使って早い時期に出す産地もあれば、露地で育てて夏本番に合わせる産地もあり、栽培のしかたによっても前後します。

スイカの日に合わせて買うなら、7月27日ごろに並んでいる産地を確かめてみてください。同じ売り場でも週によって産地表示が入れ替わり、産地リレーが動いていることを実感できます。

おいしいスイカの見分け方

丸ごとのスイカを選ぶときは、見た目と音が手がかりになります。売り場で確認できるポイントを整理しました。

見るところ目安
縞模様濃い緑と地の色の境目がはっきりしている
ゆがみが少なく、丸みが均一
つる元少しくぼんでいるものが完熟の目安
叩いた音ポンポンと弾むような澄んだ音

カットスイカを選ぶときは、果肉の色が鮮やかで、種が黒く熟しているものがおすすめです。果肉に空洞やひび割れが少ないものを選ぶと、食感も安定しています。

叩いた音は、慣れないと判断がむずかしいものです。迷ったときは形と縞のはっきり具合で絞り込み、同じくらいの大きさなら手に持って重いほうを選ぶと失敗が少なくなります。

俳句では「西瓜」は秋の季語

スイカは夏の食べ物というイメージが強いのですが、俳句の世界では「西瓜」は初秋の季語として扱われます。夏に食べているのに秋の季語というのは、意外に感じるところです。

これは、季語の分類が旧暦をもとにしているためです。旧暦では立秋を過ぎたころが初秋にあたり、西瓜が出回って甘みを増すのがちょうどその時期でした。暦が新暦に変わったあとも、俳句の季語は昔の区分をそのまま受け継いでいます。

ちなみに、同じスイカでも「西瓜割り」は夏の季語です。食べ物としての西瓜は秋、浜辺での遊びは夏と、言葉によって季節が分かれているのが季語の面白いところです。

俳句の季節区分では、7月は晩夏、8月は初秋にあたります。月ごとの季語は次の記事にまとめています。

スイカの日の楽しみ方

スイカの日は、むずかしい準備がいらない気軽な記念日です。夏の食卓にスイカを一玉、というだけでも十分に楽しめます。

決まった行事や作法があるわけではないので、その年の都合に合わせて気楽に取り入れられます。丸ごと一玉を用意しても、カットスイカを一パック買うだけでもかまいません。

家庭でできる味わい方も、前後の記念日と組み合わせる楽しみ方も、当日に思い立ってから準備できるものばかりなので、身構える必要はありません。

家族でスイカを味わう

スイカは水分が多く、夏の水分補給を兼ねたおやつとして親しまれてきました。カリウムなどのミネラルも含まれています。

切り分けて食べるほか、次のようなアレンジもおすすめです。

  • ひと口大に切って凍らせ、シャーベット風に
  • ミキサーにかけてスイカジュースに
  • 塩を少しふって、甘みを引き立てる

暑い日は、冷やしすぎないほうが甘みを感じやすくなります。食べる少し前に冷蔵庫から出しておくとよいでしょう。

食べきれずに残ったときは、ラップをして冷蔵庫に入れ、早めに食べきるのが基本です。大きいままだと場所を取るので、食べやすい大きさに切ってから保存容器に移しておくと扱いやすくなります。

種が気になる小さな子どもと食べるなら、種の少ない中心部分を先に切り分けておくと食べやすくなります。皮に近い部分はシャリシャリした食感が強く残るので、好みで切り方を変えてみてください。

スイカ割りをするなら、下にレジャーシートを敷いておくと後片づけが楽になりますよ。

7月の他の記念日と合わせて楽しむ

7月には、夏らしい食べ物の記念日がいくつも並んでいます。スイカの日の前後にも、涼を感じる記念日があります。

月をまたぐと、8月にも夏の果物の記念日が続きます。8月17日の「パイナップルの日」も、スイカの日と同じように語呂合わせで日付が決まった記念日です。

語呂合わせで決まった記念日は日付が動かないので、毎年同じ時期に同じ楽しみ方ができます。近い日にちに別の記念日が続くときは、その週のおやつや献立を季節の食べ物でそろえてみると、夏らしさがまとまります。

家族や友人に話すときは、由来をひと言添えると場が和みます。スイカの日なら「縞模様が綱に見えるから7・2・7」の一行で説明がつきます。

スイカの日のよくある質問

スイカの日は毎年7月27日で変わらないの?

はい、毎年7月27日で固定です。「な(7)つ(2)な(7)」の語呂合わせが由来なので、日付が動くことはありません。

「夏の綱」とはどういう意味ですか?

スイカの表面にある黒い縞模様を、綱に見立てた表現です。この「なつのつな」という読みが、7月27日の語呂合わせのもとになっています。

スイカは果物と野菜のどちらですか?

農林水産省の統計では「果実的野菜」に分類されます。栽培のうえでは野菜ですが、食べ方は果物に近いため、両方の性質をあわせ持つ扱いです。

スイカを漢字でどう書きますか?

「西瓜」と書きます。中国よりも西の地域から伝わった瓜、という意味に由来する表記です。

手紙や俳句で「西瓜」を使うなら、どの季節が合いますか?

季語としては初秋の扱いなので、8月の便りに添えると季節感がそろいます。7月に夏らしさを出したいときは、夏の季語である「西瓜割り」のほうが収まりがよくなります。

まとめ|7月27日はスイカの日を味わおう

スイカの日は、毎年7月27日。縞模様を綱に見立てた「夏の綱(なつのつな)」から、な(7)つ(2)な(7)の語呂合わせで決まった記念日です。

7月下旬はスイカの出荷がピークを迎える時期でもあり、語呂合わせと旬がうまく重なっています。今年の7月27日は、由来を思い出しながら、冷やしたスイカを味わってみてはいかがでしょうか。

この記事の要点を整理しておきます。

  • 日付は毎年7月27日で固定。曜日でも旧暦でも動かない
  • 由来は縞模様を綱に見立てた「夏の綱」の語呂合わせ
  • 7月下旬は出荷量が増え、丸ごと一玉を選びやすい時期
  • 緑地に黒い縞のスイカが売り場の主役になったのは戦後
  • 俳句では「西瓜」が初秋、「西瓜割り」が夏の季語

まずは手帳やカレンダーアプリに7月27日を毎年の予定として登録しておき、その週の買い物でスイカ売り場をのぞいてみてください。産地表示と縞模様を見くらべるところから、記念日の楽しみ方が広がります。

7月27日は「スイカの日」。あの縞模様が「夏の綱」だと知ると、いつものスイカがちょっと違って見えてきます。

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