バルーンの日は8月6日|由来は「バ・ルー・ン」の語呂合わせと楽しみ方

当ページのリンクには広告が含まれています。
balloon-no-hi

誕生日の写真の背景に、ふわりと浮かぶ風船。開店祝いの店先で揺れるカラフルな束。バルーンは、うれしい場面のかたわらにいつも控えています。

その風船を主役にした記念日が、8月6日の「バルーンの日」です。名前のとおり数字の語呂合わせから生まれた日ですが、制定した会社が込めた願いは、もう少し具体的なところにあります。

この記事では、バルーンの日がいつ・誰によって作られたのかを最初にお伝えします。そのうえで、ゴム風船が祝いの定番になるまでの歴史、種類の選び方、当日の楽しみ方、扱ううえでの注意点、そして風船を空へ飛ばす「バルーンリリース」をめぐる近年の議論までを順にまとめました。

目次

バルーンの日は8月6日|まずは結論から

バルーンの日は、毎年8月6日です。岡山県岡山市のバルーン専門会社である株式会社アップビートバルーンが制定し、2018年に一般社団法人日本記念日協会から認定・登録を受けています。

日付の理由はシンプルで、8と6を「バ(8)ルー(6)ン」と読ませた語呂合わせです。曜日に左右されない日付固定の記念日なので、毎年かならず8月6日にやってきます。2026年は木曜日にあたります。

項目内容
記念日名バルーンの日
日付8月6日(毎年)
制定者株式会社アップビートバルーン(岡山県岡山市)
認定一般社団法人日本記念日協会(2018年)
日付の由来「バ(8)ルー(6)ン」の語呂合わせ
テーマバルーンでメッセージを届け、笑顔あふれる一日にする

注目したいのは、この記念日が掲げているテーマのほうです。「バルーンを買う日」ではなく、バルーンを使ってメッセージを届ける日という位置づけになっています。風船そのものより、それに乗せて渡す気持ちが主役という組み立てです。

言われてみれば、風船は単体で贈られることがほとんどありません。おめでとう、ありがとう、おかえりなさい。いつも何かの言葉とセットで手渡されています。記念日の趣旨は、その使われ方をそのまま言葉にしたものといえるでしょう。

バルーンの日は8月6日。「バ(8)ルー(6)ン」の語呂合わせで、2018年に日本記念日協会が認定した記念日です。

バルーンが祝いの場の定番になるまで

いまでこそパーティーの必需品ですが、ゴム風船が生まれたきっかけは科学の実験でした。誕生から数えると、およそ200年の歴史があります。

始まりは1824年、水素を調べるための袋だった

ゴム風船の始まりは、1824年にさかのぼります。イギリスの化学者・物理学者であるマイケル・ファラデーが、水素ガスの性質を調べる実験のために作った袋が最初とされています。

作り方も素朴なものでした。2枚の未加硫のゴムシートに打ち粉をして貼り合わせる、というやり方です。ふくらませて遊ぶためではなく、軽い気体を閉じ込めて観察するための道具だったわけです。

翌1825年には、イギリスのトマス・ハンコック社が、購入者が自分でふくらませて作るタイプの風船キットを発売しています。実験器具として生まれたものが、わずか1年で商品の棚に並んだことになります。

日本に届いたのは幕末、広まったのは明治の後半

日本に現物が伝わったのは、幕末のことです。1857年(安政4年)に大阪でイギリス人が風船をふくらませて売っていた、という記録が残るとされています。開国前後の時期には、すでに国内へ持ち込まれていたわけです。

玩具として広く知られるようになったのは、それから半世紀ほどあとのことです。1905年(明治38年)ごろ、日露戦争の戦勝祝いにゴム風船が使われたことで一般に認知が広がったとされています。

つまり日本では、風船は最初から「お祝いの場に浮かぶもの」として登場したことになります。明治の終わりごろには国産化が進み、大正時代には輸出も行われるようになりました。

できごと
1824年マイケル・ファラデーが水素の実験用にゴムの袋を製作
1825年トマス・ハンコック社が購入者製作型の風船キットを発売
1857年大阪で風船をふくらませて売っていた記録が残る
1905年ごろ日露戦争の戦勝祝いに使われ、玩具として広く認知される
明治末〜大正国産化が進み、輸出も行われるようになる

「祝いごとと風船」という結びつきは、日本では明治後半の戦勝祝いのころに芽生えたものと考えられています。

淡い色のバルーンが数個、白い壁の前でやわらかい光を受けて浮かんでいる落ち着いた構図

バルーンの種類と選び方

ひとくちにバルーンといっても、素材と中身のガスで性格がまったく変わります。選ぶときの分かれ道は、この2点だけおさえておけば十分です。

ゴムバルーンとアルミバルーン

まず素材です。定番の丸い風船に使われているのは天然ゴム(ラテックス)で、色数が豊富で価格も手ごろという長所があります。反面、ガスが少しずつ抜けやすく、乾燥や紫外線でも劣化していきます。

もう一方がアルミ蒸着フィルムを使ったアルミバルーンです。キャラクターの形や数字の形など、自由なデザインを作れるのが強みで、ガスも抜けにくくなっています。ただしアルミは電気を通す素材なので、屋外での扱いには別の注意が必要になります。

比較項目ゴムバルーンアルミバルーン
素材天然ゴム(ラテックス)アルミ蒸着フィルム
形の自由度丸型・細長型が中心文字・数字・キャラクター形など自由
ガスの抜けやすさ抜けやすい抜けにくい
価格帯手ごろゴムより高め
注意点割れた破片が出る電気を通す。屋外では飛ばさない

ヘリウム入りと空気入り、どちらを選ぶか

次に中身のガスです。ふわりと浮かせたいならヘリウムガス、飾りとして長く保たせたいなら空気、という使い分けになります。

ヘリウムを入れた風船が浮いている時間は、素材と大きさによってかなり差があります。ゴムバルーンで数時間から1日程度、アルミバルーンで数日から1週間程度が目安とされますが、気温や湿度、風船の状態でも変わります。当日の朝に用意するか、前日に用意するかは、この差を見て決めるとよいでしょう。

いっぽう空気を入れた風船は浮きませんが、そのぶん長持ちします。壁に貼る文字の装飾、床に転がす演出、ねじって形を作るバルーンアートは、いずれも空気入りが基本です。費用も抑えられるので、数をそろえたいときにも向いています。

用途で選ぶときの目安
  • 当日だけ華やかに見せたい → ヘリウム入りのゴムバルーン
  • 数日そのまま飾っておきたい → ヘリウム入りのアルミバルーン
  • 壁面装飾やバルーンアート → 空気入り(浮かないぶん長持ち)
  • 小さな子どもがいる場所 → 割れにくい大きめのサイズを選び、破片は都度片づける

バルーンの日の楽しみ方アイデア

特別な準備は要りません。誰かに渡したい言葉を、風船に添えてみる。それだけでこの記念日の趣旨は満たせます。

おうちで飾って写真に残す

いちばん手軽なのは、部屋の一角をバルーンで飾ることです。ちょうど夏休みの時期にあたるので、子どもと一緒にふくらませる作業そのものが遊びになります。

  • 白い壁や無地のカーテンを背景にすると、風船の色がきれいに出る
  • 大小のサイズを混ぜて配置すると、平面的にならず立体感が出る
  • 床に転がすだけでも絵になる。天井に貼る作業をしなくてよい
  • 撮影は窓からの自然光を横から当てると、色が沈まずに写る

色をむやみに増やさず、2色か3色に絞るとまとまって見えます。淡い色でそろえるか、逆に原色でそろえるか。方向を決めてから買いに行くと、迷う時間が減ります。

贈る・届けるという使い方

バルーンには、贈り物として届ける形もあります。花束のようにまとめた「バルーンブーケ」や、メッセージを添えて宅配する「バルーン電報」がその代表です。開店祝いや発表会、遠方の家族へのお祝いなどで使われています。

宅配で贈る場合に確認しておきたいのが、届いた時点の状態です。ヘリウムを入れたまま送れるかどうかは取り扱う店によって違い、到着後に自分でふくらませる形式のものもあります。届け先の相手に手間をかけさせたくないときは、注文前に問い合わせておくと安心です。

受け取ったあとの処分についても、ひとこと添えておくと親切でしょう。飾りものは、しまう場所と捨て方まで含めて贈り物です。

8月6日は夏休みの真ん中にあたります。帰省や集まりの予定があるなら、その場の飾りつけを記念日に合わせてみるのも手です。

白い壁の前に大小のバルーンを配置した室内装飾。落ち着いたトーンで上品な雰囲気

バルーンを扱うときに気をつけたいこと

楽しい道具である一方、風船にはいくつか気をつけたい点があります。特にヘリウムガスの扱い屋外で手を離さないことの2つは、知っておく価値があります。

まずヘリウムガスです。声を変える遊びに使われることがありますが、風船用として売られているガスを吸い込む行為はすすめられません。純度の高いヘリウムを吸うと、肺に酸素が入らない状態になるおそれがあるためです。パーティーグッズとして市販されているものには酸素を混ぜた製品もありますが、風船をふくらませる目的のガスは、遊びで吸うためのものではないと考えておくのが安全です。

次に屋外での扱いです。アルミバルーンは電気を通す素材で、しかもヘリウム入りだと手を離した瞬間に高く上がっていきます。電線や鉄道の架線に触れると、停電や運行への支障につながります。2016年12月には大阪市営地下鉄堺筋線で、列車のパンタグラフにアルミ風船が巻き付いて停電が起きています。鉄道各社は、駅構内へ持ち込む際に絶対に手を離さないよう呼びかけています。

バルーンを扱うときのチェックポイント
  • ヘリウムガスは吸わない。子どもにも遊びで使わせない
  • 屋外では手首に結ぶかおもりを付け、手を離さない(特にアルミバルーン)
  • 割れた破片は小さな子どもが口に入れないよう、その場ですべて回収する
  • 直射日光の当たる場所や高温の車内に置かない。ふくらんで割れやすくなる
  • 暖房器具・火のそばに近づけない

ゴム風船の破片は、乳幼児にとって特に注意が必要なものとして知られています。飾り終わったあとの片づけまでを、ひとつの流れとして考えておきましょう。

バルーンリリースと環境への配慮

風船を一斉に空へ放つ「バルーンリリース」は、結婚式や卒業式の演出として親しまれてきました。ただし近年は、実施の是非をめぐって意見が分かれています。賛否の両方を知ったうえで判断するのが、いまの落としどころといえそうです。

実施する側の説明はこうです。一般社団法人日本バルーン協会は、バルーンリリースに使う風船の素材は天然ゴムであり、日光(紫外線)や水によって分解される天然素材だとしています。そのうえで、プラスチック製の留め具やナイロン・ポリエステルの紐は生分解しにくいため使わないよう案内しています。

いっぽうで、実施を控えるべきだという指摘もあります。落下した風船や紐を生き物が誤って飲み込む可能性、海洋ごみとして残る懸念、電力設備への影響などが理由として挙げられています。海外にはバルーンリリースを禁止したり、飛ばす数を制限したりしている地域もあります。日本では現在、法律による規制は設けられていません。

どちらの言い分にも根拠があり、簡単に白黒がつく話ではありません。ただ、飛ばさなくても演出は成立します。空気入りのバルーンで会場を飾る、屋内で放って落ちてくるのを楽しむ、シャボン玉に置き換える。手段はいくつもあります。

記念日の趣旨は「メッセージを届けること」です。空へ飛ばすことが目的ではない、と考えると選択肢は広がります。

8月6日はほかにもある記念日

8月6日に定められている記念日は、バルーンの日だけではありません。8と6は「ハ」「バ」「ム」「ロー」など読みの幅が広く、語呂合わせが作りやすい組み合わせです。そのため、この日には多くの記念日が集まっています。

記念日由来
ハムの日「ハ(8)ム(6)」の語呂合わせ。日本ハム・ソーセージ工業協同組合が制定
ハンサムの日「ハ(8)ンサム(6)」の語呂合わせ。2008年公開の映画『ハンサム★スーツ』のPRとして配給会社が制定
メロンの日毎月6日。「6」がメロンの形に見えることなどにちなむ

並べてみると、8を「ハ」「バ」と読み分け、6を「ム」「ルー」に寄せる工夫が共通しています。数字の読み方の自由度が高い日ほど、記念日が集まりやすいわけです。8月の前半は、こうした語呂合わせ由来の記念日が特に密集しています。

その流れは翌7日にも続きます。8を「バ」と読む記念日が、もう一つあります。

その流れは、さらに9日まで続きます。8を「ハ」と読む記念日が、もう一つあります。

なお、8月6日は広島に原子爆弾が投下された日であり、広島平和記念日でもあります。同じ日付にさまざまな記念日が並んでいることは、その事実とは別に受け止めておきたいところです。

8月全体の行事や季節の予定を見渡したい方は、こちらもあわせてどうぞ。お盆や山の日など、月の後半の予定もまとめています。

バルーンの日についてよくある質問

バルーンの日は毎年8月6日で変わりませんか?

変わりません。「バ(8)ルー(6)ン」の語呂合わせにもとづく日付固定の記念日なので、曜日にかかわらず毎年8月6日です。2026年は木曜日にあたります。

バルーンの日は誰が決めたのですか?

岡山県岡山市の株式会社アップビートバルーンが制定しました。2018年に一般社団法人日本記念日協会から認定・登録されています。バルーンでメッセージを届け、笑顔あふれる一日にしたいという願いが込められています。

ヘリウム入りの風船はどれくらい浮いていますか?

素材と大きさで差がありますが、ゴムバルーンで数時間から1日程度、アルミバルーンで数日から1週間程度が目安です。気温や湿度、風船の状態によっても変わるため、当日に見せたい場合は直前に用意すると確実です。

風船用のヘリウムガスを吸っても大丈夫ですか?

遊びで吸うのはやめておきましょう。純度の高いヘリウムを吸い込むと、肺に酸素が入らない状態になるおそれがあります。風船をふくらませるためのガスは、吸入を目的とした製品ではありません。

アルミ風船を外に持ち出すとき、何に注意すればよいですか?

絶対に手を離さないことです。アルミは電気を通す素材で、電線や鉄道の架線に触れると停電や運行トラブルの原因になります。2016年12月には大阪市営地下鉄堺筋線で、パンタグラフにアルミ風船が巻き付き停電した事例があります。手首に結ぶか、おもりを付けて持ち歩きましょう。

バルーンリリースはしてもよいのですか?

日本では法律による規制はありません。ただし環境への影響を懸念して実施を控えるべきという意見もあり、判断が分かれています。行う場合は、天然ゴム以外の留め具や化学繊維の紐を使わないよう案内されています。空気入りバルーンでの装飾など、飛ばさない方法に置き換える選択肢もあります。

まとめ|8月6日は、気持ちを浮かべて届ける日

バルーンの日は8月6日。「バ(8)ルー(6)ン」の語呂合わせから生まれ、岡山市のバルーン会社が制定して2018年に日本記念日協会が認定した記念日です。

ゴム風船のはじまりは1824年、水素を調べる実験用の袋でした。日本では幕末に姿を見せ、明治後半の戦勝祝いをきっかけに玩具として広まっています。実験器具として生まれたものが、いまでは祝いの場に欠かせない存在になりました。

飾るときはヘリウムの扱いと屋外で手を離さないことに気をつけて、空へ飛ばす演出については賛否の両方を知ったうえで選ぶ。そのうえで、渡したい言葉を風船に添えてみる。それがこの記念日にふさわしい過ごし方でしょう。

主役は風船そのものではなく、それに乗せて届ける気持ちのほう。8月6日は、伝えそびれていた一言を思い出す日です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次