己巳の日とは?読み方と意味をやさしく解説
己巳の日(つちのとみのひ)は、暦の上で「金運アップにつながる吉日」とされる日のことです。数ある縁起のよい日のなかでも、お金にまつわる願いごとと相性がよいとされ、財布の使い始めなどの目安にする人もいます。
まずは読み方と、なぜ縁起がよいとされるのかを順番に見ていきましょう。難しそうな言葉ですが、仕組みを知るととてもシンプルです。
「つちのとみのひ」の読み方
己巳の日は「つちのとみのひ」と読みます。「己(つちのと)」と「巳(み)」という2つの言葉が組み合わさった呼び方です。
「きしのひ」「おのれみのひ」などと読まれることもありますが、暦の世界では「つちのとみのひ」と呼ぶのが一般的です。
十干「己」と十二支「巳」が重なる日
昔の日本では、日付を「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせて数える習わしがありました。十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類、十二支は子・丑・寅…でおなじみの12種類です。
このうち、十干の「己」と十二支の「巳」がちょうど重なる日が「己巳の日」です。10と12の組み合わせなので、同じ並びが巡ってくるのは60日に一度だけ。だからこそ特別な日として大切にされてきました。
弁財天・白蛇との関係(金運の由来)
己巳の日が金運と結びつけられる背景には、巳(へび)にまつわる言い伝えがあります。へびは脱皮をくり返して成長することから、再生や生命力の象徴とされてきました。
とりわけ白いへびは、七福神のひとり弁財天(べんざいてん)の使いとされています。弁財天は財運や芸事をつかさどる神さまといわれ、その縁日が「巳の日」にあたります。こうした信仰から、己巳の日は「お金や芸ごとに縁のある日」として親しまれるようになりました。

白いへびを見ると縁起がいい、と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。あれも弁財天さまの使いという考え方から来ているんですね。
己巳の日は2026年いつ?日付一覧
2026年の己巳の日は、全部で6回あります。約2か月に1回のペースで巡ってくる計算です。まずはカレンダーで日付を確認しておきましょう。


2026年の己巳の日カレンダー(全6回)
2026年の己巳の日は、次の6日間です。前後の予定と合わせて、無理のない範囲で意識してみてください。
| 回 | 日付 | 曜日 |
|---|---|---|
| 1回目 | 2月24日 | 火曜日 |
| 2回目 | 4月25日 | 土曜日 |
| 3回目 | 6月24日 | 水曜日 |
| 4回目 | 8月23日 | 日曜日 |
| 5回目 | 10月22日 | 木曜日 |
| 6回目 | 12月21日 | 月曜日 |
60日に1度しか来ない理由
己巳の日が年に6回ほどしかないのは、十干と十二支の組み合わせの仕組みによるものです。前のセクションでふれたとおり、10種類の十干と12種類の十二支がそろって同じ並びに戻るまでには60日かかります。
1年は約365日なので、60で割るとおよそ6回。これが「2026年の己巳の日は6回」という数につながっています。次に同じ日が来るまで2か月ほど待つことになるため、貴重な吉日として扱われているわけです。
己巳の日と巳の日の違い
「己巳の日」と「巳の日」は、名前が似ていて混同しやすい言葉です。違いをひとことでいえば、巳の日のなかでも特に縁起がよいとされるのが己巳の日、という関係になります。
巳の日との関係と頻度の違い
巳の日は、十二支の「巳」が巡ってくる日のことで、12日に一度やってきます。1年ではおよそ30回ほどあり、こちらも弁財天の縁日として知られる吉日です。
一方の己巳の日は、その巳の日のなかでも十干の「己」が重なった日だけを指します。そのため、頻度は60日に一度とぐっと少なくなります。巳の日という大きなくくりの中に、特別な己巳の日が含まれているとイメージするとわかりやすいでしょう。
どちらがより縁起がよいとされるか
一般には、己巳の日のほうがより金運に恵まれる日とされています。十干の「己」が、土や蓄えと結びつくと考えられてきたためです。「己」に通じる土の性質が、財を育てるイメージと重ねられてきました。
巳の日…12日に1度。1年に約30回。弁財天の縁日。
己巳の日…60日に1度。1年に約6回。巳の日のなかでも特に金運がよいとされる。
とはいえ、どちらもおめでたい日であることに変わりはありません。回数の少ない己巳の日を区切りにしつつ、巳の日も合わせて意識すると、暦を楽しむ機会が増えます。
己巳の日にやるといいこと
己巳の日には、お金にまつわることを始めるとよいとされています。あくまで昔からの言い伝えにもとづく目安ですが、暮らしの区切りとして取り入れると気持ちが引き締まります。代表的なものを紹介します。
財布の使い始め・お金にまつわること
己巳の日によく挙げられるのが、新しい財布を使い始めることです。金運がよいとされる日に下ろすことで、お金にまつわる新しいスタートを気持ちよく切れる、という考え方が古くから親しまれてきました。
このほか、次のような行動も縁起がよいとされています。
- 銀行口座の開設や、新しく貯金を始めること
- お金にまつわる契約や手続きのスタート
- 宝くじの購入や、お守りを新調すること
いずれも「お金の新しい区切りに選ぶ日」という位置づけです。必ず金運が上がると約束するものではない点だけ、頭の片隅に置いておきましょう。
弁財天さまへのお参り・銭洗い
巳の日・己巳の日は弁財天の縁日にあたるため、弁財天をまつる神社やお寺へお参りする人もいます。日ごろの感謝を伝え、これからの暮らしへの願いを込める日として選ばれています。
また、湧き水でお金を清める「銭洗い」ができる場所も各地にあります。清めたお金は使うことで世の中を巡り、また自分のもとへ戻ってくるという考え方が伝えられています。お参りの際は、その場所の作法に従いましょう。
※注意:避けたいとされること
金運に縁のある日とされる一方で、お金を大きく失う行動は控えるとよいといわれます。具体的には、無理な大きい出費や、勢いだけのギャンブルなどです。
己巳の日のように暦をもとにした「縁起のよい日」は、ほかにもいくつかあります。あわせて知っておくと、年間の区切りがつけやすくなります。






己巳の日に関するよくある質問(FAQ)
- 己巳の日は何と読みますか?
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「つちのとみのひ」と読みます。十干の「己(つちのと)」と十二支の「巳(み)」を組み合わせた呼び方です。
- 2026年の己巳の日はいつですか?
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2月24日・4月25日・6月24日・8月23日・10月22日・12月21日の全6回です。約2か月に1回のペースで巡ってきます。
- 己巳の日と巳の日はどう違いますか?
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巳の日は12日に1度(年約30回)巡る日です。そのなかで十干の「己」が重なった日が己巳の日で、60日に1度(年約6回)しかありません。己巳の日のほうが特に金運がよいとされています。
- 己巳の日には何をするといいですか?
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新しい財布の使い始めや貯金のスタート、弁財天をまつる神社・お寺へのお参りなど、お金にまつわることを始めるとよいとされています。
まとめ|己巳の日を暮らしの区切りに
己巳の日(つちのとみのひ)は、十干の「己」と十二支の「巳」が重なる、60日に1度の吉日です。弁財天の使いとされる白蛇との縁から、金運アップにつながる日として親しまれてきました。
2026年は2月24日・4月25日・6月24日・8月23日・10月22日・12月21日の6回。財布の使い始めやお参りの目安にするなど、お金と向き合う区切りとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
縁起のよい日は、暮らしに小さな張り合いをくれるもの。気負いすぎず、自分のペースで楽しむのがいちばんです。


















