「立春っていつだろう?」とふと気になる方は多いのではないでしょうか。節分の豆まきが終わったあと、暦の上で春が始まる日が立春です。
この記事では、2026年・2027年・2028年の立春の日付から、意味や由来、いつまでが立春の期間なのか、節分や春分との違い、縁起の良い食べ物まで、暮らしに役立つ情報を整理してお伝えします。
- 2026年の立春は2月4日(水)
- 立春は二十四節気の最初で、暦の上で春が始まる日
- 立春は「日」と「期間」の2つの意味があり、期間は次の節気「雨水」の前日まで
立春はいつ?2026年・2027年・2028年の日付一覧
立春は二十四節気のひとつで、毎年2月3日か2月4日のいずれかにあたります。年ごとに1日ずれることがあるため、近い数年分を一覧で確認しておくと便利です。

2026年の立春は2月4日(水)
国立天文台の暦要項によると、2026年(令和8年)の立春は2月4日(水曜日)です。前日の2月3日(火)が節分で、豆まきや恵方巻きを楽しんだ翌日が立春にあたります。
立春は太陽の動きをもとに決まる節気のため、毎年同じ日とは限りません。それでも、ここ数十年は2月3日か2月4日のどちらかに収まっています。
2027年・2028年の立春の日付
2027年と2028年の立春は、いずれも2月4日です。近い年の日付をまとめると次のようになります。
| 年 | 立春の日 | 曜日 |
|---|---|---|
| 2025年 | 2月3日 | 月 |
| 2026年 | 2月4日 | 水 |
| 2027年 | 2月4日 | 木 |
| 2028年 | 2月4日 | 金 |
| 2029年 | 2月3日 | 土 |
2025年は2月3日でしたが、2026年から2028年までは3年連続で2月4日となります。カレンダーや手帳に書き込むときの参考にしてみてください。
なぜ立春の日付は年によって変わるのか
立春の日付が動くのは、二十四節気が太陽の位置で決まる仕組みだからです。地球が太陽のまわりを1周する周期は365日ぴったりではなく、約365.24日。そのため、同じ節気でも1日ずれる年が出てきます。
うるう年の存在でずれを調整していますが、それでも完全には合わないため、立春は2月3日か2月4日を行き来します。とはいえ、ここ100年単位で見ても2月2日や2月5日になることはほぼありません。

毎年「2月4日が立春」と覚えている方も多いですが、年によっては2月3日になることもあるので注意が必要です。
立春とは?二十四節気のはじまりとしての意味
立春とは、暦の上で春が始まる日のことです。「立」には「新しい季節が始まる」という意味があり、立夏・立秋・立冬と同じ仲間として、季節の入口を示す節気のひとつになっています。
立春の読み方と漢字の意味
立春は「りっしゅん」と読みます。「立」は前述のとおり季節のはじまりを表し、「春」はそのまま春の季節を意味する漢字です。
漢字一字ずつを見ると、「春が立ち上がる」「春の気配が感じられ始める」というイメージが浮かびます。実際、立春は寒さが極まる大寒のあとに位置しており、暦の上では寒さのピークを越えて春に向かう転換点とされています。
二十四節気での位置づけ(春のはじまり)
二十四節気は1年を24等分して季節の移ろいを表す暦で、立春はそのうちの1番目にあたります。つまり、二十四節気のスタート地点が立春というわけです。
立春のあとは、雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨と続き、ここまでが「春」とされる6つの節気。立春は、そんな春の節気の先頭を飾る存在です。
- 立春(りっしゅん):2月4日ごろ
- 雨水(うすい):2月19日ごろ
- 啓蟄(けいちつ):3月6日ごろ
- 春分(しゅんぶん):3月21日ごろ
- 清明(せいめい):4月5日ごろ
- 穀雨(こくう):4月20日ごろ


旧暦との関係(立春と元日)
立春は、旧暦(太陰太陽暦)の時代には新年の始まりに近い日として大切にされてきました。旧暦では月の満ち欠けを基準に1か月を決めていましたが、立春の頃が一年のはじまりとされていたためです。
そのため、立春は「新しい年が始まる節目」としても意識されてきました。立春を過ぎてから書く手紙には「立春の候」「余寒の候」といった時候の挨拶を使う習慣も残っています。
立春はいつまで?次の節気「雨水」までの期間
立春には「2月4日という1日」を指す使い方と、「次の節気が始まる前日までの期間」を指す使い方の2つがあります。期間として捉える場合、立春は約15日間続きます。
2026年は2月4日〜2月18日
2026年の立春の期間は、2月4日(水)から2月18日(水)までの15日間です。2月19日(木)からは次の節気である「雨水(うすい)」に入ります。
雨水は雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める時期。立春から雨水へと移り変わるなかで、少しずつ春の気配が濃くなっていきます。



「立春いつまで?」と聞かれたら、「次の節気・雨水の前日まで」と覚えておくと迷いません。
「節気としての立春」と「立春の日」の違い
暦の話で混乱しやすいのが、立春を「日」として使うか「期間」として使うかという点です。次のように整理すると分かりやすくなります。
- 立春の日:2026年なら2月4日(水)の1日だけ
- 節気としての立春:2026年なら2月4日〜2月18日までの15日間
「立春の朝に〇〇を食べる」という文脈は前者の使い方、「立春のうちに春の準備をする」という文脈は後者の使い方です。会話や文章のなかで、どちらの意味で使われているかを意識してみると、暦の表現がぐっと身近になります。
立春と節分・春分との違い
立春は、節分や春分と混同されやすい節目です。それぞれの位置関係を整理しておくと、季節の行事をより楽しめるようになります。
節分は立春の前日
節分は本来「季節の分かれ目」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日を指していました。ただ、現在では立春の前日(2月3日ごろ)だけを節分と呼ぶのが一般的です。
春は新しい一年の始まりとされていたため、立春前日の節分は特別な日として扱われてきました。豆まきで邪気を祓い、清らかな気持ちで春を迎えるという考え方が、現代まで受け継がれています。
春分との違い(昼夜の長さの基準)
春分は3月21日ごろにあたる二十四節気で、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。立春が「春の入口」を示すのに対し、春分は「太陽の動き上での春の中間点」を示します。
| 節目 | 2026年の日付 | 意味 |
|---|---|---|
| 節分 | 2月3日(火) | 立春の前日。季節の分かれ目 |
| 立春 | 2月4日(水) | 暦の上で春が始まる日 |
| 春分 | 3月20日(金) | 昼と夜の長さがほぼ同じ日 |
節分・立春・春分は、どれも春に関わる節目ですが、役割と日付が異なります。3つを並べてみると、春の到来を段階的に感じられる暦のしくみが見えてきます。
立春の風習と縁起の良い食べ物
立春は新しい春の始まりとして、昔から縁起を担ぐ風習や食べ物が受け継がれてきました。代表的なものをいくつか紹介します。


立春大吉のお札
「立春大吉」は、立春の日に貼ると縁起が良いとされるお札です。「立春大吉」の4文字は、左右対称の形をしているのが特徴。表から見ても裏から見ても同じ文字に見えるため、家に入ろうとした鬼が振り返り「まだこの家に入っていない」と勘違いして退散する、という言い伝えがあります。
お札は禅宗の寺院などで授与されることがあり、玄関や柱に貼って一年の無病息災を願います。地域によっては手書きで作って貼る家庭もあります。
立春朝搾り・立春朝生菓子
立春の朝に縁起物として楽しまれているのが、立春朝搾りと立春朝生菓子です。
- 立春朝搾り:立春の早朝に搾りたてを瓶詰めした日本酒。その日のうちに飲むのが粋とされる
- 立春朝生菓子:立春の朝に作って当日中に食べる和生菓子。桜餅やうぐいす餅などが定番
どちらも「春の最初の日に新しい縁起物をいただく」という発想から生まれた、比較的新しい風習です。販売は数量限定のことが多く、近所の酒販店や和菓子店で予約を受け付けている場合もあります。
福豆・恵方巻きとの関わり
立春の前日にあたる節分には、福豆をまいたり、恵方巻きを食べたりする風習があります。これは立春で新年を迎える前に、邪気を祓って清めるという意味合いを持っています。
- 節分(立春前日):福豆、恵方巻き、いわし、柊鰯
- 立春当日:立春大吉のお札、立春朝搾り、立春朝生菓子
節分から立春にかけての2日間は、季節の節目を感じる行事食や風習がぎゅっと詰まっています。家族で話題にしながら過ごすと、暦のリズムを暮らしに取り入れやすくなります。
立春の頃の旬と季節の楽しみ方
立春は暦の上で春が始まる日とはいえ、実際の気候はまだ冬の名残が強い時期。それでも自然のなかには、確かに春の気配が芽生え始めています。立春の頃の旬や季節の楽しみ方を見ていきましょう。
この時期の旬の食材
立春前後は、冬から春へと移り変わる旬の食材が出回り始める時期です。代表的なものを挙げてみます。
- 野菜:菜の花、ふきのとう、春キャベツ(はしり)、春菊
- 魚介:はまぐり、わかさぎ、ぶり(寒ブリ後半)、いよかん
- 果物:いよかん、はっさく、きんかん
ふきのとうや菜の花のほろ苦さは、まさに春の訪れを感じさせる味わい。冬の間に蓄えた体に春の野菜の香りを取り入れると、季節の変わり目を楽しく過ごせます。
季語・春の言葉
立春の頃から使い始める季語や挨拶もあります。手紙やメールで使うと、季節感のある印象を残せます。
- 立春の候:立春を過ぎてから2月中旬ごろまで使える時候の挨拶
- 余寒の候:立春後でもまだ寒い時期に使う表現
- 春浅し:早春の季語。まだ寒さが残る春の入口を表す
- 寒明け:寒の内(小寒〜立春前日)が明けたことを表す言葉
季語を意識すると、暦の上の春をより細やかに感じられます。年賀状の返事や寒中見舞いの締めくくりにも使いやすい言葉です。
春一番との関係
「春一番」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。春一番とは、立春から春分までの間に、その年に初めて吹く強い南風のことです。
気象庁の定義では、立春以降に日本海で低気圧が発達し、一定の風速以上の南寄りの風が吹くなどの条件を満たした風を「春一番」と呼びます。立春が過ぎた頃から、天気予報で春一番という言葉を耳にする機会が増えていきます。



春一番が吹いた日のニュースを聞くと、「いよいよ春が近づいてきた」と実感できますね。
立春に関連する二十四節気の記事
立春の前後にある節気や、季節の節目をまとめた記事もあわせてご覧ください。






よくある質問
- 立春は毎年2月4日ですか?
-
多くの年は2月4日ですが、年によって2月3日になることもあります。2026年から2028年は3年連続で2月4日、2025年と2029年は2月3日です。
- 立春に食べるとよいものはありますか?
-
立春の朝に楽しまれる「立春朝搾り(日本酒)」や「立春朝生菓子(和生菓子)」が代表的です。旬の食材としては菜の花やふきのとうなどがあり、ほろ苦さが春の訪れを感じさせてくれます。
- 立春と節分はどちらが先ですか?
-
節分が先で、立春の前日にあたります。2026年の場合、2月3日(火)が節分、翌2月4日(水)が立春です。
- 「立春いつまで」という場合、何日までを指しますか?
-
期間として捉える場合、立春は次の節気「雨水(うすい)」の前日までを指します。2026年は2月4日〜2月18日までの15日間が立春の期間です。
- 立春大吉のお札はどこで手に入りますか?
-
主に禅宗(曹洞宗・臨済宗)の寺院で授与されています。手書きで自作する家庭もあり、半紙に縦書きで「立春大吉」と書いて玄関に貼る方法も伝えられています。
まとめ
2026年の立春は2月4日(水)。立春は二十四節気の最初に位置し、暦の上で春が始まる日です。期間として捉える場合は、次の節気「雨水」が始まる前日(2026年なら2月18日)までの約15日間を指します。
- 2026年の立春:2月4日(水)/2027年・2028年も2月4日
- 意味:暦の上で春が始まる日。二十四節気の最初
- 期間:2026年は2月4日〜2月18日(雨水の前日まで)
- 節分は立春の前日で、邪気を祓って春を迎える節目
- 立春大吉のお札・立春朝搾り・立春朝生菓子などの縁起物がある
節分の翌日からは、暦の上で新しい春のスタートです。立春という節目を意識して、旬の食材や春の言葉を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。少しずつ近づく春の気配を、丁寧に感じ取れる時間になりますように。















