七夕の星とは?織姫・彦星の名前と夜空での見つけ方

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「七夕の星」と聞くと、織姫と彦星を思い浮かべる方が多いと思います。でも、実際の夜空ではどの星が織姫で、どの星が彦星なのか、すぐに答えられる人は意外と少ないものです。

この記事では、七夕の星の正体を、星の名前・見える時期・夜空での見つけ方まで、星空観察がはじめての方にもわかるように整理しました。今年の夏は、由来を知ったうえで本物の星を見上げてみませんか。

目次

七夕の星とは?織姫星と彦星のこと

七夕の星とは、夜空で輝く織姫星(おりひめぼし)と彦星(ひこぼし)の2つを指します。どちらも実在する一等星で、伝説の世界だけの星ではありません。

2つの星は天の川をはさんで向かい合うように位置しています。夏の夜、頭の真上あたりを見上げると、明るく光る星として確認できます。

織姫星=こと座のベガ

織姫星の正体は、こと座のベガという星です。青白く輝くのが特徴で、太陽をのぞくと夜空全体で5番目に明るい恒星にあたります。

とても明るいため、夏の夜空では真っ先に目に飛び込んできます。「一番明るく見える青白い星」を探せば、それが織姫星だと考えてよいでしょう。

彦星=わし座のアルタイル

彦星の正体は、わし座のアルタイルです。白っぽく光る一等星で、織姫星のベガから少し離れた位置にあります。

ベガほどではありませんが、こちらもはっきりと明るい星です。ベガを見つけたあと、天の川をはさんだ反対側を探すとアルタイルが見つかります。

七夕の星 早わかり

織姫星=こと座のベガ(青白い星)

彦星=わし座のアルタイル(白い星)

この2つが天の川をはさんで向かい合っています。

七夕の星「夏の大三角」と3つ目の星

織姫星と彦星に、もう1つの明るい星を加えると、夜空に大きな三角形が浮かび上がります。これが夏の大三角と呼ばれる目印です。

この三角形を覚えておくと、星空のなかで七夕の星の位置がぐっとわかりやすくなります。夏の星空観察の入り口として、まず探したい形です。

夏の大三角(ベガ・アルタイル・デネブ)の位置関係を示した星空のイメージ

もう一つの星・はくちょう座のデネブ

夏の大三角の3つ目の頂点が、はくちょう座のデネブです。ベガ・アルタイルと並ぶ一等星で、白く穏やかに輝きます。

デネブは天の川の中に位置しているため、空が暗い場所では天の川との重なりも楽しめます。織姫・彦星ほど物語には登場しませんが、七夕の星を探すうえで欠かせない存在です。

2つの星を隔てる「天の川」

織姫星と彦星のあいだには、淡く帯のように広がる天の川が流れています。無数の星の集まりが、川のように見えているものです。

伝説では、この天の川が2人を引き離す存在として描かれます。実際の夜空でも、織姫と彦星がちょうど川の両岸にいるように見えるのが面白いところです。

ただし天の川は光が弱いため、街明かりの多い場所では見えにくくなります。はっきり見たいときは、できるだけ街灯の少ない暗い場所を選ぶのがおすすめです。

七夕の星はいつ・どこで見える?

七夕の星が観察しやすいのは、7月下旬から8月上旬の夜です。意外かもしれませんが、7月7日当日が最も見やすいわけではありません。

時間帯は夜の22時ごろがねらい目で、空のほぼ真上に夏の大三角が並びます。空を見上げる向きに迷ったら、まず頭上を探してみましょう。

観測しやすい時期と時間帯(7月下旬〜8月上旬の夜)

夏の大三角は、7月下旬から8月上旬の22時ごろに、ちょうど天頂付近へと昇ってきます。この時期・時間帯がもっとも観察に適しています。

もう少し早い時間に見たい場合は、東から南東の低い空に目を向けてください。時間が進むにつれて、星は少しずつ高い位置へ移動していきます。

夜遅くが難しいお子さんとは、まず東の低い空でベガを探すところから始めると気軽ですよ。

7月7日に星が見えにくい理由(梅雨)

7月7日に星がよく見えないのは、ちょうど梅雨の時期と重なるためです。雲が多く、星空自体が隠れてしまう日が少なくありません。

そこで地域によっては、旧暦や月遅れにあわせて8月に七夕を行うところもあります。8月のほうが梅雨明け後で空が安定し、星も見えやすくなります。

七夕の星の見つけ方|初心者向けステップ

七夕の星は、明るい星から順にたどっていくと見つけやすくなります。やみくもに探すより、目印を1つ決めるのがコツです。

ここでは、星空観察がはじめての方でも実践しやすい順番を紹介します。特別な道具はなくても、肉眼で十分に楽しめます。

STEP
一番明るいベガ(織姫星)を探す

夏の夜、頭上から東〜南東にかけて、ひときわ明るく青白い星を探します。これがこと座のベガ=織姫星です。

STEP
天の川の反対側にアルタイル(彦星)を見つける

ベガから天の川をはさんだ反対側にある、白い明るい星がわし座のアルタイル=彦星です。

STEP
3つ目のデネブを結んで夏の大三角に

ベガの近くで光るはくちょう座のデネブを加え、3つの星を線で結ぶと夏の大三角の完成です。

まず一番明るいベガを探す

星探しのスタートは、いつもベガからです。夏の夜空でもっとも目立つ青白い星なので、初心者でも見分けやすいのが理由です。

ベガさえ見つかれば、そこを起点にほかの星へとたどれます。最初の1つを確実に押さえることが、星空観察を楽しむ近道です。

ベガからアルタイル・デネブをたどる

ベガを見つけたら、天の川をはさんで反対側にアルタイル(彦星)を探します。次にベガの近くにあるデネブを見つければ、3つの星がそろいます。

慣れてきたら、星座早見盤や無料の星空アプリを使うのもおすすめです。スマホをかざすだけで、星の名前や位置を確認できて便利です。

見つけ方のコツ

明るいベガを起点にすると迷いません。街明かりを背にして、目が暗さに慣れるまで数分待つと、天の川や暗めの星も見えやすくなります。

七夕の星にまつわる豆知識

織姫星と彦星は本当に出会えるのですか?

物語では年に一度出会うとされますが、実際の星は約15光年も離れています。光の速さでも片道15年ほどかかる距離で、実際に近づくことはありません。あくまで伝説のなかの再会です。

七夕の星は肉眼で見えますか?

はい、織姫星・彦星・デネブはいずれも一等星なので、肉眼ではっきり見えます。ただし天の川は光が弱いため、街明かりの少ない暗い場所のほうが見やすくなります。

夏の大三角はいつまで見られますか?

夏の代表的な星並びですが、秋になっても夕方の空で見ることができます。夏のあいだは夜遅くに天頂付近で、秋は宵のうちに西寄りの空で見つけやすくなります。

まとめ|七夕の星を知ると夜空がもっと楽しくなる

七夕の星の正体は、こと座のベガ(織姫星)とわし座のアルタイル(彦星)でした。さらにはくちょう座のデネブを加えると、夏の大三角という大きな目印になります。

名前と見つけ方がわかると、ただ見上げるだけの星空が、ぐっと身近に感じられますよ。

織姫星はベガ、彦星はアルタイル。7月下旬〜8月上旬の22時ごろ、頭上に輝く夏の大三角を目印に探してみてください。由来もあわせて知れば、今年の七夕はもっと特別な夜になるはずです。

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