ボスの日は10月16日|由来と上司への感謝の伝え方・贈り物マナー

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カレンダーやお店の売り場で「10月16日はボスの日」と見かけて、どんな日なのか気になった方もいるのではないでしょうか。母の日や父の日のように、上司に何か贈るべきなのか迷う方もいるかもしれません。

この記事では、ボスの日の日付と週末に重なった年の扱い、アメリカで生まれた由来、日本での広まり方をまとめました。あわせて、上司への感謝の伝え方や、贈り物・メッセージで気をつけたいマナーも紹介します。

ボスの日は毎年10月16日で、2026年は金曜日です。1958年にアメリカの会社員が、上司でもあった父親の誕生日を「上司に感謝する日」として登録したのが始まりとされています。

目次

ボスの日は毎年10月16日|2026年は金曜日

ボスの日は毎年10月16日です。英語では「National Boss’s Day」などと呼ばれ、ふだんお世話になっている上司に感謝の気持ちを伝える日とされています。2026年の10月16日は金曜日で、多くの職場では週の最後の出勤日にあたります。

日本の祝日ではなく、会社が休みになるわけでもありません。また、母の日(5月の第2日曜日)や父の日(6月の第3日曜日)のように「第○曜日」で決まる日ではないため、日付そのものが年によって動くことはありません。

週末に重なる年は近い平日に祝う

ボスの日は職場で上司に感謝する日なので、10月16日が土曜日や日曜日にあたる年は、アメリカではいちばん近い平日に祝うのが習わしです。土曜日なら前日の金曜日、日曜日なら翌日の月曜日が目安になります。

日本では決まったルールがあるわけではありません。取り入れる場合は、10月16日の前後で、上司と顔を合わせる出勤日を選べば十分です。直行直帰や在宅勤務の多い職場なら、その週のうちにチャットやメールで一言伝えるのでも気持ちは届きます。

2026〜2030年のボスの日と曜日

今後5年間の10月16日の曜日と、週末に重なる年に祝う日の目安をまとめました。

年10月16日の曜日祝う日の目安
2026年金曜日10月16日(金)
2027年土曜日10月15日(金)
2028年月曜日10月16日(月)
2029年火曜日10月16日(火)
2030年水曜日10月16日(水)

2027年は10月16日が土曜日にあたるため、アメリカの習わしに沿うと前日の10月15日(金)に祝うことになります。

ボスの日の由来|1958年、会社員が父の誕生日を選んだ

ボスの日は、20世紀半ばのアメリカで生まれた比較的新しい記念日です。始まりには、ある会社員と、その上司でもあった父親との関係が深く関わっています。

保険会社の秘書が商工会議所に登録

ボスの日を提唱したのは、アメリカ・イリノイ州ディアフィールドにあった保険会社ステートファーム(State Farm)で秘書として働いていたパトリシア・ベイズ・ハロスキー(Patricia Bays Haroski)という女性です。1958年、彼女はこの日を「上司の日」として米国商工会議所に登録しました。

日付に選んだ10月16日は、彼女の父親の誕生日です。父親は彼女の上司でもあり、すぐれた上司だと感じていたことが、この日を選んだ理由として伝えられています。上司と部下が互いを理解し、良い関係を築くきっかけにしたいという思いが込められていたとされます。

落ち着いた色合いの木製デスクに置かれた湯気の立つコーヒーカップと、白い無地の二つ折りカード、小さな秋の花の一輪挿し

1962年にイリノイ州知事が宣言

この記念日を後押ししたのが、当時のイリノイ州知事オットー・カーナー(Otto Kerner)です。1962年、カーナー知事が10月16日をボスの日とする宣言を出したことで、記念日としての位置づけがはっきりしました。

ボスの日はアメリカの連邦祝日ではありません。それでも、イリノイ州の一企業から始まった提案が州知事の宣言につながり、やがて全米の職場で知られる日になっていきました。

グリーティングカードとともに広まる

アメリカでは、誕生日や記念日にメッセージカードを贈る習慣が根づいています。グリーティングカード大手のホールマーク社は、1979年にボスの日向けのカードを初めて発売しました。

カードに一言添えて渡すという手軽な形が、ボスの日を職場の行事として広めるひとつのきっかけになりました。大げさな贈り物ではなく、日ごろの感謝を言葉にして伝える日という性格は、いまも受け継がれています。

日本のボスの日|1988年ごろに百貨店業界が紹介

日本では、1988年(昭和63年)ごろに百貨店業界がボスの日を取り上げたことで、名前が知られるようになったとされています。秋の贈り物のきっかけとして紹介されたのが始まりで、ハロウィンなどと同じく、海外から入ってきた行事のひとつです。

母の日・父の日ほど広まっていない背景

紹介されてから30年以上たちますが、ボスの日は母の日や父の日ほど広く知られている行事とはいえません。カレンダーや記念日の一覧で名前を見て、初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。

背景のひとつとして、日本の職場ならではの事情が考えられます。会社によっては、お中元やお歳暮を含めて社内での贈答を控える方針をとっているところがあります。また、部下から上司へ物を贈ると、上司の側が「お返しをしなければ」と気をつかってしまうこともあるでしょう。家族に贈る母の日・父の日とは、贈る相手との関係が違うのです。

「上司に感謝を伝えるきっかけ」として取り入れる

日本でボスの日を取り入れるなら、贈り物の日というより感謝を言葉にするきっかけの日と考えると取り入れやすくなります。ふだん面と向かって「ありがとうございます」と伝える機会は、意外と少ないものです。

10月は、上半期を終えて下半期が始まる会社も多い時期です。半年間の指導へのお礼や、これからの仕事への意気込みを伝えるタイミングとしても、ボスの日はちょうどよい位置にあります。何もしなければならない日ではないので、職場の雰囲気に合わせて無理のない範囲で取り入れましょう。

ボスの日の過ごし方|感謝の伝え方3つ

ボスの日に決まった過ごし方はありません。ここでは、職場で取り入れやすい感謝の伝え方を3つ紹介します。

(1) 言葉やメッセージカードで伝える

いちばん手軽で、相手の負担にもならないのが、言葉で感謝を伝える方法です。朝のあいさつのついでや、会議が終わったあとなどに「いつもありがとうございます」と一言添えるだけでも、ボスの日らしいやりとりになります。

改まって伝えるのが照れくさい場合は、小さなメッセージカードに短い言葉を書いて渡すのもよいでしょう。ボスの日のもとになったアメリカでも、カードを贈る習慣とともに広まりました。手書きの数行は、品物とは違う形で気持ちが残ります。

(2) 部署の連名で、ささやかな贈り物を

品物を贈るなら、個人ではなくチームや部署の連名にするのが無難です。一人だけが贈ると、ほかのメンバーとの間に差があるように見えてしまうことがあります。連名なら、上司も「みんなからの気持ち」として受け取りやすくなります。

ただし、全員に参加を強いるのは避けましょう。声をかけるときは「よかったら」という形にして、参加しない人がいても気まずくならないようにしておくことが大切です。集める金額も、一人あたりの負担が小さく収まる範囲にしておくと、誰でも参加しやすくなります。

(3) 物を贈らずに感謝を形にする

贈り物をしない形でも、感謝は伝えられます。たとえば、上司が抱えている仕事のうち自分が引き受けられるものを申し出る、頼まれていた資料を少し早めに仕上げる、といった行動もひとつの方法です。

チームでランチに誘ったり、ふだん聞けない仕事の話をゆっくり聞いたりするのもよいでしょう。ただし、費用を上司に払わせる形にならないよう、誘い方には気を配りたいところです。物よりも、一緒に過ごす時間や仕事ぶりで感謝を示すほうが、職場では自然に受け取ってもらえることもあります。

上司への贈り物とメッセージで気をつけたいこと

目上の人への贈り物や言葉選びには、家族や友人とは違う気づかいが必要です。ボスの日にかぎらず、職場での感謝の伝え方として覚えておくと役立ちます。

贈り物は「消えもの」を少しだけ

職場で渡す贈り物は、食べたり使ったりするとなくなる「消えもの」が選ばれることが多いです。形に残る品物は好みが分かれやすく、上司の側も置き場所に困ることがあります。

職場で渡しやすい贈り物の例
  • 個包装の焼き菓子(デスクで少しずつ食べられる)
  • ドリップコーヒーや紅茶のティーバッグの詰め合わせ
  • デスクに飾れる小さめの花(一輪挿しやミニブーケ)
  • 短いメッセージを添えたカード

金額は高すぎないことが何より大切です。高価な品物を受け取ると、上司は「お返しをしなければ」と負担に感じてしまいます。相手が気軽に「ありがとう」と受け取れる程度にとどめましょう。

目上の人への言葉づかい

感謝を伝える言葉にも、目上の人に向けるときの決まりごとがあります。代表的なものを押さえておくと、せっかくの気持ちが失礼に受け取られる心配が減ります。

  • 「ご苦労さまです」は目上から目下へのねぎらいとされるため、上司には使わない
  • 「感心しました」は相手を評価する言い方になるため、「勉強になりました」などに言いかえる
  • 「了解しました」より「承知しました」のほうが改まった印象になる

また、上司の仕事ぶりを「すごいです」とほめるより、「〇〇のときに助けていただき、ありがとうございました」と、具体的な場面を挙げてお礼を伝えるほうが、気持ちがまっすぐ伝わります。

そのまま使える短いメッセージ文例

カードやチャットで使える、短めの文例を紹介します。そのまま使うより、最後に一言だけ自分の言葉を足すと、ぐっと気持ちが伝わりやすくなります。

  • いつも丁寧にご指導いただき、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
  • 上半期は〇〇の件で大変お世話になりました。下半期も精いっぱい取り組みます。
  • 忙しい中でも相談に乗っていただき、心強く感じています。いつもありがとうございます。
  • (チームの連名で)日ごろの感謝を込めて、ささやかですがお贈りします。メンバー一同より。

職場の規程と、周りへの気づかい

品物を贈る前に、職場のルールを確認しておきましょう。会社によっては、社内での金品のやりとりを禁止していたり、受け取りを辞退する方針を示していたりする場合があります。迷ったときは、品物を控えて言葉で伝えるのが安心です。

ボスの日は「しなければならない日」ではありません。周りの人に参加を求めたり、何もしない人を責めたりせず、それぞれが無理のない形で感謝を伝える日にしましょう。

10月16日はほかにもこんな記念日がある

10月16日は、ボスの日のほかにも海外にゆかりのある記念日が重なる日です。代表的なものを紹介します。

記念日由来
ボスの日1958年、提唱者が上司でもあった父親の誕生日を登録
世界食料デー国連食糧農業機関(FAO)が1945年10月16日に設立されたことにちなむ国際デー
辞書の日アメリカの辞書編纂者ノア・ウェブスターの誕生日(1758年10月16日)にちなむ

世界食料デーは、世界の食料問題や飢餓について考える日として、1981年から世界各地で取り組みが行われています。日本では10月を「世界食料デー月間」として、さまざまな団体が啓発活動を行っています。

秋の午後のオフィスの窓辺。整えられた木製デスクの上に、リボンをかけた小さな焼き菓子の箱と白い無地のカード、色づいた紅葉の枝を挿した小さな花瓶

10月には、ボスの日のほかにも「感謝を伝える日」があります。10月5日の教師の日は、先生への感謝を伝える日として各国で親しまれています。お世話になった人にお礼を伝えるという点で、ボスの日とよく似た記念日です。

働く人への感謝という点では、11月23日の勤労感謝の日も関わりの深い日です。こちらは国民の祝日で、働くことそのものや、互いの仕事に感謝し合う日とされています。

翌日の10月17日は貯蓄の日です。収穫に感謝する神嘗祭の日にちなんで定められた記念日で、働いて得た実りを大切にする日とされています。

ボスの日のよくある質問

ボスの日はいつですか?

毎年10月16日です。2026年は金曜日にあたります。アメリカでは、10月16日が土曜日や日曜日に重なる年は、いちばん近い平日に祝うのが習わしです。

ボスの日は祝日ですか?

いいえ。日本の祝日ではなく、アメリカでも連邦の祝日ではありません。

なぜ10月16日なのですか?

提唱者のパトリシア・ベイズ・ハロスキーの父親の誕生日だからです。父親は彼女の上司でもあり、すぐれた上司だと感じていたことから、この日を選んだと伝えられています。

ボスの日にはプレゼントを贈らないといけませんか?

贈らなければならない決まりはありません。日本では、言葉やメッセージカードで感謝を伝えるだけでも十分です。品物を贈る場合は、職場のルールを確認したうえで、部署の連名でささやかな「消えもの」を選ぶと、上司の負担になりにくくなります。

上司へのメッセージで避けたい言葉はありますか?

「ご苦労さまです」は目上から目下へのねぎらいとされるため、上司には使わないのが一般的です。「感心しました」のように相手を評価する言い方も避け、「勉強になりました」「ありがとうございます」などで感謝を伝えましょう。

まとめ

ボスの日は毎年10月16日で、2026年は金曜日です。日本では1988年ごろに百貨店業界が紹介したとされています。

日本の職場では、贈り物の日というより、日ごろの感謝を言葉にするきっかけの日として取り入れると無理がありません。品物を贈るなら、職場のルールを確かめたうえで、連名のささやかな消えものにとどめるのが安心です。

ボスの日は、ふだん伝えそびれている「ありがとうございます」を上司に届けるきっかけの日です。カードに数行を書く、具体的な場面を挙げてお礼を言うなど、自分らしい形で感謝を伝えてみてください。

10月にはほかにも、十三夜やハロウィンなど季節の行事が続きます。10月の行事をまとめて知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

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