お盆とは?意味・由来・することをやさしく解説

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「お盆」と聞くと、帰省やお墓参りを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ただ、いざ「お盆ってそもそも何の日なの?」と子どもに聞かれると、うまく説明できずに困ってしまうこともあります。

この記事では、お盆の意味と由来、正式名称である「盂蘭盆会」の語源、日本で行われるようになった歴史、当日までの過ごし方、そして精霊馬や盆提灯といった風習に込められた意味までをまとめて解説します。

結論からいえば、お盆とは「ご先祖様の霊を家にお迎えし、感謝を込めて供養して、送り出す期間」です。作法は地域や家庭、宗派によって幅がありますが、根っこにあるのは故人を思う気持ちひとつ。細かい決まりを覚えるより、意味を知っておくほうが役に立ちます。

目次

お盆とは?ご先祖様をお迎えして供養する日本の伝統行事

お盆とは、亡くなったご先祖様の霊をこの世に迎えて供養する、日本の伝統的な年中行事です。毎年夏に行われ、家族が集まってお墓参りをしたり、お供えをしたりして過ごします。

普段はなかなか意識しないご先祖様との「つながり」を、あらためて感じる期間ともいえます。

お盆を一言でいうと:ご先祖様の霊が年に一度、家に帰ってくると考えられている期間。家族がその霊をお迎えし、感謝を込めて供養する行事です。

お盆は国民の祝日ではないため、カレンダーが赤くなるわけではありません。それでも夏の行事として全国に定着しているのは、家ごとに引き継がれてきた生活の習慣に近いからです。やることの範囲も「お墓参りだけ」という家庭から、盆棚を整えて僧侶に読経してもらう家庭まで幅があります。どこまでやるかに唯一の正解はなく、その家に伝わってきた形が基本になります。

一言でいうとお盆はどんな行事?

お盆の考え方の中心にあるのは、「ご先祖様の霊が年に一度、家に帰ってくる」という言い伝えです。そのため、迎え火をたいて霊を家にお招きし、期間中はおもてなしをして、最後は送り火でお見送りします。

宗教的な行事でありながら、地域や家庭の習わしとして受け継がれてきた面も大きく、堅苦しく考えすぎる必要はありません。ご先祖様に思いを寄せる時間、と捉えると分かりやすいでしょう。

お盆が他の供養の行事と異なるのは、家そのものが供養の場になる点です。盆棚を設けたり提灯を灯したりするのは、ご先祖様を迎え入れる部屋を整えるという意味があります。出向いて拝むだけでなく、家で待つ時間が含まれることが特徴といえます。

子どもに簡単に説明するときは、「一年に一度、ご先祖様が家に帰ってくる日」と伝えるとイメージしやすくなります。

正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」

お盆は略した呼び方で、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。仏教の行事に由来する言葉で、「お盆」はこの盂蘭盆会を短くしたものです。

「盂蘭盆会」の「会」は法会(ほうえ)、つまり仏教の儀式を指す言葉です。お寺で営まれる法要の名前がそのまま行事の名前になり、日常語として短くなったものが「お盆」ということになります。

お寺の掲示や案内状では、今も「盂蘭盆会」と書かれることがあります。見慣れない漢字に戸惑うかもしれませんが、指しているのはいつものお盆と同じ行事です。

普段の会話では「お盆」で十分ですが、由来をたどると仏教とのつながりが見えてきます。次の章で、その語源やいわれを見ていきましょう。

お盆の由来|「盂蘭盆会」の意味と目連尊者の伝説

お盆の由来は、仏教の「盂蘭盆会」という法要にあると伝えられています。その背景には、亡き母を救おうとしたお釈迦様の弟子のお話があります。

ただし、お盆が仏教だけでできあがった行事かというと、そう単純でもありません。作法に地域差が大きいのは、仏教の法要と、その土地に根づいていた夏の風習とが重なり合いながら伝わってきたためです。

由来を知っておくと、「なぜ夏に行うのか」「なぜ火をたくのか」といった素朴な疑問にも見当がつくようになります。

お盆のお供えものと盆提灯のやわらかいイメージ

サンスクリット語「ウラバンナ」が語源

「盂蘭盆」は、古代インドのサンスクリット語「ウラバンナ」を漢字に写したものとされています。ウラバンナには「逆さ吊り」という意味があり、これは「逆さ吊りにされるほどの苦しみ」を表しているといわれます。

つまり盂蘭盆会は、そうした苦しみにある人を救うための供養、という意味合いを持っているのです。

「逆さ吊りにされるほどの苦しみ」とは、飢えや渇きに苦しむ状態を強く言い表した表現です。盂蘭盆会は、その苦しみにある人を思って供物をささげ、僧侶に供養を託す法会として営まれてきました。自分の手で直接救うのではなく、供養を通して救いを届けるという形は、今のお供えの習わしにもつながっています。

なお、語源については別の説が紹介されることもあり、一つに定まっているわけではありません。いずれの説でも、苦しみから救うための供養という意味合いは共通しています。

母を救った目連尊者のお話

お盆の由来としてよく語られるのが、お釈迦様の弟子である目連尊者(もくれんそんじゃ)の伝説です。目連は、亡くなった母親が餓鬼道という苦しみの世界に落ちていることを知り、深く悲しみました。

そこでお釈迦様に相談したところ、「夏の修行を終えた僧たちに、心を込めて供養をしなさい」と教えられます。その通りに実行すると、母親は苦しみから救われたと伝えられています。

このお話が、ご先祖様を供養するお盆のもとになったといわれているんですね。

このお話は「盂蘭盆経(うらぼんぎょう)」という経典に説かれているもので、供養が行われた日は七月十五日とされています。この日は、僧侶が夏のあいだ一か所にこもって修行する「安居(あんご)」の明ける日にあたります。お盆が夏に行われるのは暑さと関係があるからではなく、この修行の暦に合わせた日取りだったというわけです。

この言い伝えが、現在のお盆の「ご先祖様を供養する」という考え方につながっているとされています。

お盆の歴史|起源と日本で広まるまでの流れ

お盆の起源をさかのぼると、日本での歴史はおよそ1400年に及びます。もっとも、最初から今のような家庭の行事だったわけではありません。はじめは宮中や寺院で営まれる仏事で、庶民の家に盆棚が並ぶようになるのは、ずっとあとの時代のことです。

大きな流れとしては、飛鳥時代に記録が現れ、奈良時代に宮中の恒例行事となり、江戸時代に庶民へ広がった、という三段階でとらえると分かりやすくなります。

同じ「お盆」という名前でも、時代によって誰が何のために行うかは移り変わってきました。今の家庭で営まれるお盆は、その積み重ねの先にある姿です。

飛鳥・奈良時代は宮中や寺の仏事だった

『日本書紀』には、斉明天皇3年(657年)に飛鳥寺の西へ須弥山(しゅみせん)の像をつくって盂蘭盆会を設けたという記述があり、さらに同5年(659年)7月15日には都の寺々で『盂蘭盆経』を講じさせたと記されています。日本の記録に残るお盆の古い例として紹介されるものです。

その後、天平5年(733年)には聖武天皇が宮中の食事をつかさどる大膳職に盂蘭盆の供養を行わせ、これ以降は毎年の恒例行事になっていきました。この時期のお盆は、天皇や貴族が営む公式な仏事という位置づけです。

なお、推古天皇14年(606年)に毎年4月8日と7月15日に斎(さい)を設けたという記述もありますが、これが盂蘭盆会を指すかどうかははっきりしていません。

江戸時代に庶民の行事として広がった

お盆が庶民の家庭行事として広がったのは、江戸時代とされています。すべての家がいずれかの寺に属する寺請制度が整い、僧侶が檀家をまわってお経をあげる「棚経(たなぎょう)」の習わしが生まれたことで、家に盆棚を設ける形が各地へ広まりました。

もうひとつの後押しになったのが、ろうそくの普及です。それまで家の灯りは安価な油が中心でしたが、量産が進んだことで、迎え火や盆提灯に高価なろうそくを使えるようになりました。年に一度、ご先祖様のために特別な灯りをともす。この形が広まったことが、お盆の定着を後押しした要因のひとつと考えられています。

今も残る「迎え火・送り火をたく」「盆提灯を飾る」といった習わしの多くは、この江戸時代に形が整ったものです。

お盆に何をする?主な過ごし方

お盆の期間には、ご先祖様の霊をお迎えし、供養し、お見送りするという一連の流れがあります。代表的な過ごし方を順に見ていきましょう。

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迎え火でご先祖様をお迎えする

お盆の初日には「迎え火」をたいて、ご先祖様の霊が迷わず家に帰ってこられるように道しるべとします。玄関先などで火をともすのが一般的です。

STEP
お墓参り・お供え・盆棚でおもてなし

期間中はお墓参りをしたり、盆棚(精霊棚)を設けてお供えをしたりして、ご先祖様をおもてなしします。故人が好きだった食べ物や季節の果物などをお供えします。

STEP
送り火でお見送りする

お盆の最終日には「送り火」をたいて、ご先祖様の霊をあの世へお見送りします。迎え火と対になる大切な行事です。

この三つの流れの前には、実際には準備の時間があります。仏壇やお墓の掃除、盆棚に使う道具や供物の用意は、盆入りの数日前から少しずつ進めておくと、当日にあわてずにすみます。

迎え火でご先祖様をお迎えする

迎え火は、ご先祖様の霊が家に帰ってくるための目印です。オガラ(麻の茎)を燃やしてたくのが伝統的な方法で、その煙に乗って霊が帰ってくると考えられてきました。

マンションなどで火をたくのが難しい場合は、盆提灯を灯すことで迎え火の代わりとすることもあります。

地域によっては、迎え火を提灯の明かりに置き換える「迎え提灯」という形をとるところもあります。火そのものを道しるべとする考え方は共通していて、やり方が違っても目的は変わりません。

火を扱う行事ですので、燃えやすいものを近くに置かない、水を用意しておくといった安全面の配慮も忘れないようにしましょう。

迎え火を焚く時間帯や具体的な手順、マンションでの代用方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

お墓参り・お供え・盆棚

お盆といえばお墓参りを思い浮かべる方も多いでしょう。お墓を掃除し、花や線香をお供えして、ご先祖様に手を合わせます。

家では盆棚(精霊棚)を用意し、位牌や季節の野菜・果物、そして後ほど紹介する精霊馬などを飾ります。故人を思いながら準備する時間そのものが、供養につながります。

お供えの基本は「五供(ごく)」と呼ばれる五つで、香(線香)・花・灯明(ろうそく)・浄水・飲食(おんじき)を指します。難しく考えず、線香とお花、水、そして故人の好きだったもの、と覚えておけば十分です。

盆棚には位牌のほか、はぎの花(みそはぎ)や、洗った米となすを混ぜた「水の子」を並べる地域もあります。何をどう並べるかは地域差が大きいところなので、実家や近所の年長者に一度たずねてみると確実です。

親戚宅へお供えのお菓子を持参する場合は、選び方やのしの書き方をまとめたこちらの記事もあわせてご覧ください。

送り火でお見送りする

送り火は、迎え火でお招きしたご先祖様の霊を、再びあの世へお見送りするための火です。京都の「五山送り火」のように、地域ぐるみの大きな行事として行われる場所もあります。

灯籠に火をともして川や海に流す「灯籠流し」「精霊流し」も、送り火と同じ役割をもつ習わしです。水辺で見送る形が残っている地域があるのは、あの世との境目を水に見立てる考え方が背景にあるためとされています。

家庭で行う場合は、玄関先で小さく火をたく形が中心です。迎え火と同じ場所・同じ道具で行うことが多く、ここでも「来た道を迷わず帰ってもらう」という思いが軸になっています。

送り火の具体的なやり方や時間帯については、別の記事でくわしく紹介しています。

お盆の代表的な風習と飾り

お盆には、地域や家庭によってさまざまな風習があります。ここでは、特に広く知られている飾りや行事を紹介します。それぞれに込められた意味を知ると、より味わい深く感じられます。

飾りの多くは、ご先祖様が迷わず行き来できるようにという願いや、滞在中を心地よく過ごしてもらうための工夫が形になったものです。意味を知ってから並べると、同じ飾りでも見え方が変わります。

すべてをそろえる必要はありません。住宅事情に合わせて、盆提灯だけを飾る家庭や、仏壇にお花と供物を整えるだけという家庭も増えています。

精霊馬(きゅうりの馬・なすの牛)の意味

お盆の飾りとしてよく知られているのが「精霊馬(しょうりょううま)」です。きゅうりで馬を、なすで牛を模して作り、割り箸などで足をつけて飾ります。

それぞれには、ご先祖様の乗り物としての意味が込められています。

  • きゅうりの馬:足の速い馬に乗って、少しでも早くこの世へ帰ってきてもらうため
  • なすの牛:歩みのゆっくりな牛に乗って、名残を惜しみながらあの世へ戻ってもらうため

「早く来て、ゆっくり帰ってほしい」という、ご先祖様を思う気持ちが形になった風習といえます。

ただし、この意味づけは全国共通ではありません。お迎えのときこそ牛でゆっくりお越しいただき、帰りは馬で早く戻っていただく、という逆の考え方をとる地域もあります。材料も、とうもろこしやさつまいもなど、その土地で採れる作物を使うところがあります。

飾る場所や向きも家庭によって違うため、迷ったときは実家のやり方に合わせておくと安心です。

盆提灯・盆踊りの由来

盆提灯(ぼんぢょうちん)は、ご先祖様の霊が迷わず帰ってこられるように灯す明かりです。迎え火・送り火と同じく、霊の道しるべとしての役割があります。

盆提灯には、絵柄の入ったものと白一色のものがあります。白い提灯は新盆(初盆)を迎える家で用いられることが多く、その年かぎりで使うのが習わしです。二年目以降は絵柄入りの提灯を飾る形が一般的とされています。

また、夏の風物詩である盆踊りも、もとはお盆に帰ってきたご先祖様の霊を慰め、送り出すための行事だったと伝えられています。今では地域の夏祭りとして親しまれています。

盆踊りの由来や各地に伝わる踊りについては、こちらの記事でくわしく紹介しています。

宗派や地域によって飾らないものもある

これまで紹介した飾りや火の習わしは、どの家庭にも当てはまる決まりごとではありません。たとえば浄土真宗では、亡くなった方はすぐに極楽浄土へ生まれると考えるため、霊が家に帰ってくるという前提に立ちません。そのため迎え火・送り火や精霊馬、盆棚を用意しないのが一般的で、お盆は「歓喜会(かんぎえ)」としてご縁に感謝する場と位置づけられます。

ほかの宗派でも、飾りの内容や呼び方には違いがあります。本やインターネットで見た方法と実家のやり方が食い違っても、どちらかが間違っているというわけではありません。

迷ったときは、菩提寺や実家の年長者に確認するのがいちばん確実です。地域と家の習わしが優先されると考えておけば、大きく外すことはありません。

お盆はいつ行う?地域で時期が異なる

お盆の時期は全国一律ではなく、大きく分けて7月に行う地域と8月に行う地域があります。多くの地域では8月13日から16日ごろに行われますが、東京の一部などでは7月に行います。

お盆というと8月中旬をイメージしがちですが、これはあくまで8月に行う地域が多いためです。7月に行う地域では、8月には特に何もしないという家庭もあります。

帰省先と自宅で時期がずれる場合は、どちらの習わしに合わせるかを先に家族で相談しておくと、予定が立てやすくなります。

7月盆と8月盆がある

この時期の違いは、明治時代の暦の切り替えが関係しているとされています。旧暦から新暦へ変わったことで、そのまま7月に行う地域と、季節感を合わせて1か月遅らせた8月に行う地域とに分かれました。

改暦が行われたのは明治6年(1873年)で、新暦の日付は旧暦よりおよそ1か月早くなりました。そのまま7月15日に行うと農作業が忙しい時期と重なってしまう地域が多く、1か月遅らせた8月15日ごろに行う「月遅れ盆」が各地で選ばれた、という経緯があります。

7月に行うのは東京や横浜、静岡の一部など、都市部を中心とした地域です。一方、8月に行う地域は全国的に広く、勤め先のお盆休みもこの時期に合わせて設定されるのが一般的です。

旧暦のまま行う「旧盆」の地域もある

7月盆・8月盆のほかに、旧暦の七月十三日から十五日に合わせて行う地域もあります。沖縄や奄美などがその例で、旧暦を用いるため日付は毎年動きます。8月に入ることが多いものの、年によっては9月にずれ込むこともあります。

同じ「お盆」でも、7月・8月・旧暦の三通りがあると知っておくと、親戚とのやりとりで日程が食い違ったときにも理由が分かります。カレンダーの祝日とは無関係に決まる点も、旧盆の特徴です。

2026年の具体的な日程や、地域ごとの期間のちがいについては、こちらの記事でくわしく解説しています。

お盆に関するよくある質問

お盆とお彼岸は何が違うのですか?

どちらもご先祖様を供養する行事ですが、お盆はご先祖様の霊を家にお迎えするのに対し、お彼岸はこちらからお墓参りに出向いて供養するのが基本です。時期も、お盆は夏、お彼岸は春と秋に行われます。

新盆(初盆)とはどういう意味ですか?

故人が亡くなって四十九日を過ぎたあと、初めて迎えるお盆のことを新盆(にいぼん・あらぼん)や初盆(はつぼん)と呼びます。通常のお盆よりも丁寧に供養することが多いです。

お盆にやってはいけないことはありますか?

地域によっては、殺生を連想させる釣りや、水の事故を戒める意味で海に入ることを控える風習があります。あくまで言い伝えや地域の慣習であり、全国共通の決まりではありません。

お盆に帰省できないときはどうすればいいですか?

自宅から故郷の方角へ手を合わせるだけでも気持ちは伝わります。都合のつく時期にあらためてお墓参りへ行く、実家へ花や供物を送る、電話で近況を伝えるといった形をとる家庭も多くあります。日付をずらすこと自体が失礼にあたるわけではありません。

お盆の飾りやお供えは、いつ片づければいいですか?

送り火をたいてお盆が明けてから片づけるのが一般的です。傷みやすい食べ物は期間中でも早めに下げてかまいません。使い終わった飾りは、住んでいる自治体のごみの区分に従って処分するほか、寺社のお焚き上げに出す方法もあります。

春と秋のお彼岸も、ご先祖様に手を合わせる行事です。お盆との違いをもう少し詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

まとめ|お盆はご先祖様に感謝を伝える行事

お盆とは、ご先祖様の霊を家にお迎えして供養する、日本に古くから伝わる年中行事です。正式には「盂蘭盆会」といい、母を救った目連尊者の伝説がその由来と伝えられています。

この記事のまとめ:お盆は迎え火でご先祖様をお迎えし、お墓参りやお供えでおもてなしをして、送り火でお見送りする行事です。精霊馬や盆提灯といった風習にも、ご先祖様を思う気持ちが込められています。

あらためて、この記事の要点を整理します。

  • 正式名称は「盂蘭盆会」で、盂蘭盆経に説かれる目連尊者の供養の話が由来とされる
  • 日本では飛鳥時代の記録に現れ、奈良時代に宮中の恒例行事となり、江戸時代に庶民へ広がった
  • 過ごし方の軸は「迎え火で迎える・お供えやお墓参りでもてなす・送り火で見送る」の三つ
  • 飾りの意味づけや行う時期(7月・8月・旧暦)は、地域や宗派によって異なる

はじめて準備する方は、まず実家や菩提寺にその家のやり方を聞くところから始めると迷いません。そのうえで、今年のお盆がいつからいつまでかをカレンダーで確認し、お墓参りの日を家族の予定に入れておくと、当日をゆったり過ごせます。

難しく考えず、ご先祖様に「ありがとう」と感謝を伝える時間として、今年のお盆を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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